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INTRODUCING カルチュラル・スタディーズ

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 作品社
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概略を知るには手っ取り早くていいのでは ★★★★☆
大まかな流れを知るには、文章量も少なく絵付きで解りやすいのではないかと思う。
私がこれを購入したのは米国の某IVY系大学敷地内の書店。しかし、いわゆるHOWTO本と同じような扱いで置かれていた。いわゆる「できるEXCEL」といったようなHOWTO本の一つとして紹介されていた。日本語版を読んでいる人には解らないかもしれないが、英語Nativeの中高生でも読めるような英語で書かれている。HOWTO本に近いのではなかろうか。
これ一冊で解った気になるな、というのは全くもってその通りではあるが、きっかけとしては良いのではないだろうか?しかも、海外の人間が書いた文化研究の本、という視点でも、軽く手に取るくらいの価値はあると思う。これを手に取り興味を持ったら、原典をあたるなり、別のカルスタ研究者の本を手に取るようにする、そういった導入窓口としては良い本だと思う。(吉見のカルスタも数冊持っているが、いくら網羅しても本である限り、カルスタ本は導入本にしかならないと思われる。)
ちなみに、ざっと目を通しただけだが、版によって内容が一部違っているかもしれない。自分が2000年頃に買った英語版は最後のテーマがGlobalizationだったが、最近目にした日本語版は別の内容が最後のテーマだった気がする。
カルチュラルスタディーズの起源とはその目指すところは ★★★☆☆
本書『Introducingカルチュラル・スタディーズ』を通して貫かれているメッセージは、この研究というものが世の中の権力構造を読み解く視点を提供するものであるということである。中でも文化の表象をテクストとするこの研究は、その研究対象を多岐にする。読者はこの研究を通して、いかに身近な大衆文化が社会の中で権力とかかわっているのかという構造を知ることができる。

そこでカルチュラルスタディーズという研究は社会の権力構造への批判的な精神を内在する。ゆえに、一度この研究が体系化され支配的になると、そこへ新たな、そして厳しい批判が向けられることになる。この意味で、何がカルチュラル・スタディーズかということで、つかみ所のない様相を見せることになる。ゆえにサラリーマン大学教授などにとってこの手の研究は行き着くところのない「不毛」の議論として、「一体なんなんだ~」と相手にしないかもしれない。

しかし、そういったことはこの読者である「普通」の人間には必要のないことであり、だからこそ自由に、そして勇敢に批判の目をもって文化や社会を読み解く試みができるのだろう。解説者による著者へのインタビューの中で、この本の対象者が「大学生や文化に興味ある普通の人」という答えがそのことを指し示していると考える次第である。

本書ではあくまでもカルチュラルスタディーズの大きな議論の潮流を示したものであり、個別の議論の理解についてはやはり具体例を交えた原書や議論に当たるしかない。ただし、この研究の起源やその流れやその問題が把握できれば、その後の難解な個別議論を理解する助けとして役に立つはずである。

「カルスタ」への頼りない水先案内人 ★★★☆☆
漫画で描かれたカルチュラル・スタディーズ概説。
漫画だから面白く分かりやすいんじゃ
と思った人が手に取るとちんぷんかんぷん(かも)。
誰に読んでほしいのかな?
初学者には難しすぎるし
概説書にしては物足りない。
漫画にすれば簡単に見えるけど、実際はそうでもない。
答え。初学者が概説書と一緒に読むべし(勝手に決めるな)。

教科書と一緒に使う資料集みたいなもの(多分)。
中途半端かもしれないけど、あると訳にたつ(多分)。
でも、毛利さんの解説にある文献リストはなかなか訳にたちそう。
需要は少なそうだけど、パラパラ見るのはいいかもしれない。