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フィリピン少年が見たカミカゼ―幼い心に刻まれた優しい日本人たち (シリーズ日本人の誇り 7)

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 桜の花出版
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特攻隊 ★★★★☆
もちろん戦争のない世の中というものが実現すれば良いのでしょうが・・・
ナチスに侵攻されたソビエトが終戦時日本に対してなにをしたか、ホロコーストを経験したユダヤの人々がパレスチナで行っていること、日本に侵攻された中国がチベット等で行っていること、民主主義のためにアメリカがベトナムで行ったこと、そのベトナムがカンボジアに侵攻したこと、そして中越戦争。どれが自衛戦争(良い戦争?)でどれが侵略戦争(悪い戦争?)なんでしょう。
しかし特攻については悪です。兵士が純真であればあるほど必死でなく決死の戦法を命令した側、百歩譲って自発的行為であれば止めなかった側に指揮官として用兵者としての無責任・無能・無羞恥を感じます。
このすばらしい若者たちが生き残り、軍上層部が敗戦責任をとり自決していれば、こんな日本にならなかったと思わせる本でした。
特攻については、高木俊朗氏の「陸軍特別攻撃隊」を読んで見て下さい。
日露戦争時の観戦武官マッカーサーとノモンハン戦でジューコフが同様の感想を記しています。「日本軍は兵・下士官は優秀である、将校は狂信的に戦うが、将官は無能である。」
著者のイラストがすごい ★★★★★
こんな人が日本占領下のアジアにいたのかと、まず驚きました。
偏見でも先入観でもない、むしろ素直な人類意識ともいうべき視点から著者は自らの想いを語っています。さすが体験者だなあという感じ。少年だった彼の隣に立って話を聞いているように展開してゆきます。

とにかく本人が書いたイラストがすごい。上手いのはもちろんですが、本当に生き生きと書かれています。
あどけない少女時代の氏の妻が、ゼロ戦の翼の上で得意のダンスを披露する絵など、その場の楽しい雰囲気が伝わってきて、搭乗員や整備兵など見ている兵士たちの笑い声が聞こえてきそうです。
ディソンさんの絵、どこかで購入できないものかと思いました。
日本に生まれて良かったと思える好著 ★★★★★
1930年生まれの筆者は、激動の自分の人生を淡々と語ります。日常生活から、日本、日本軍人を見たまま、経験したままを伝えています。
長年オランダやアメリカの植民地として支配され続け、戦前は自らのアイデンティティーに思い至ることすらなかったフィリピンの人だからこそ、特攻隊の存在が衝撃的だったことが分かります。
本書で筆者が「私の家にある小さなカミカゼ博物館には、定期的に高校生や大学生が訪問しますが、私はカミカゼ精神とはアジア人が到達しうる究極のものであることを、彼らに教えています。カミカゼの精神は自らのアイデンティティ、自らの名誉や文化を守るために、自らの命を引き替えにするところまで、人は到達することが出来るのだ、ということを示しているのです」と語っていますが、フィリピンを身近に感じ、日本に生まれて良かったと思える好著です。
書名にちょっと難有り ★★★★☆
タイトル「フィリピン人少年が見たカミカゼ」から、
特攻についての本だと思って購入しました。
しかし内容については、特攻というよりは
著者の体験を交えたフィリピン史といった感じで、
特攻については、崇高な精神に心を打たれたという内容にとどまっています。
特攻がどのようだから崇高だと思ったのか、といった事までは説明されていません。
なので、書名で誤解が有ったので☆は−1。
しかし、親日である著者が、日本軍の崇高な一面、醜い一面の両方を
語ってくれている点で、誠実さを感じたので☆4つとさせて頂きました。
自分などは日本軍礼賛しがちな人物なのですが、
けして日本軍も神様ではなく問題を起こしうる人間の軍隊なのだという点を
戒めてくれた点で良著だと思います。
フィリピンはアジアで反日的な国だということも、その理由も、
この本を読んで知りました。
書名だけ改善の余地有りです。
経験談が生き生きと書かれてます。 ★★★★★
戦争中の話としては「米国に協力したとしてフィリッピンでは華僑(中国系フィリッピン人)に厳しすぎる」と言われてたと聞いた事が あります。
で、それが「マニラ虐殺」等と言われたものだったのかな?なんて思ってました。

この本は その辺のことは 作者が 当時、子供だったからでしょうか、教わった事を 書いてるような印象を 受けました。

 でも、著者の経験されたことは 一転して 実に 生き生きと表現されてて、祖父から話を聞いてるような感覚を覚えました。人が亡くなる場面でもです。
独立後もアメリカに経済を 支配されて、(戦後、日本はフィリッピンに 戦争保障もし、経済援助も湯水のごとく受け取ってもらってるけど)貧しさから逃れられないフィリッピンですが、
敬うべき精神として子供達に「特攻精神」を知ってもらい 国の発展、そして世界の平和を願ってる著者は特攻の記念碑を建てることに奔走します。
敗戦前後、虐殺された日本兵へのレクエイムでもあるって思っちゃったのは深読みかもですが。

とにかく ホッともしますし、暖かい気持ちになります。
翻訳者に頼らず、ご本人が日本語で書かれてるように思いますが、そう言うところも一因なのでしょうね。