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爆笑問題のニッポンの教養 「体内時計」はいま何時? システム生物学 (爆笑問題のニッポンの教養 21)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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彗星の如く現れた若きイケメン天才科学者と爆笑問題の真剣議論。実に面白い!! ★★★★★
人気のNHK『爆笑問題のニッポンの教養』シリーズにいよいよ新進気鋭の天才システム生物学者・上田泰巳さんのご登場である。
お笑い界のトップランナーと若き天才科学者の異色のコラボ。実に面白い。
上田さんは久留米出身で東大医学部卒。ヨン様似のイケメン研究者でもある。
今は35歳にして神戸ポートアイランド・理化学研究所に本拠を置きながら、3つの大学(京大、阪大、徳島大)を掛け持ちして廻る忙しさである。
何と27歳でチームリーダー(大学の教授に相当)に抜擢された早熟の天才だ。
今年の2月にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも出演しておられたのでご存知の方も多い筈だ。

「体内時計」。
この地球上に誕生して来た無数の生命体には体内時計が備わっている。
それは地球に生まれた宿命でもある。
そしてヒトのマスタークロックは視交叉上核(44p)。青白い光線(つまりお天道様)にもっともよく反応しズレをリセットする。
但し、腸にも肝臓にも皮膚にも、ありとあらゆるところに時計(時計細胞)が有る事が最近解って来た。
しかし例外として精巣だけには時計細胞は存在しないとか。
それが何故か?残念ながらまだ全く解らない。 将に最先端の研究分野である。
そんな分野で先生の開発した「分子時刻法」は 体内時計のズレ測定を画期的に短縮した大業績だとか。

そして「時間医学」。
これは私が尊敬する伊藤裕教授(慶大医)が重要視する分野でもある。
『真夜中に強い光を浴びると体内時計がバラバラになる』(52p)とは上田先生からのアドバイス。
そして自ら実証した事実。
そう、お天道様は午前中に浴びるもの。
リズム・メモリー・サイクル・・・
(朝日を)浴びて、(獲物を求めて)動いて、喰って、すぐ寝る。
このリズムが崩れると色々の病気が起こって来るのである。
時計遺伝子(20個あるらしい)の進化に逆らったら、不眠や鬱病そしてメタボなどロクな事にはなりませんから(笑)。

天才・上田泰巳先生の今後の研究のご発展が楽しみである。
本著はインタビュー形式で実に読み易い。基礎知識が有れば30分も有ればOK。
巻末136-139pにはブックガイドが載っているので、更に勉強したい方には参考になるであろう。
生命科学に関心のある方、皆様にお勧め致します。

変化しているから安定していられる ★★★★☆
27歳(当時、大学院生)にして研究所の教授格に就任したという若き天才、システム生物学の上田泰己氏への爆笑問題のインタビューである。
一日の移り変わりをあらわす「体内時計」、または季節の移り変わりをあらわす「体内カレンダー」についての研究を行い、体のリズムを解明する
ことでうつ病や不眠などを解消できるようになるかもしれないという。
また、上田氏が現在のような研究者を志した経緯なども書かれており、「自分とは何者か」に興味を持ったのがきっかけで宇宙や生命、存在と言う
ものを解明したくなったのだという。
そして、現在は生命という物質的に確かなものから積み上げて、精神という不確かなものへ近づきたいという。

爆笑問題には、自分たちが話すのではなく、もっと少し上田氏の話を引き出してもらいたかった。
(まぁ、そういう番組なんだろうが。)
体内時計を知る60分。 ★★★★★
どうしても、体内時計というと、
「時計」という言葉にしばられて、
一日の時間のことだと思いがちだけれど、
「一日」だけでなく、「季節」も感じるのが
体内時計とのことだ。

では、
鶏が卵をたくさんうめるのは、
「一日」と「季節」のどちらを制御しているのか?
という問いの答えも当然、語られている。

それにしても、
時計細胞、時計遺伝子などなど、
機械を表わす「時計」という言葉に、
からだを形作っている「細胞」「遺伝子」などが
結びつくと、それだけで、
魅力的な言葉になるのは不思議だ。

どんどん解明して、
もっと、みんなが快適に暮せるように
してほしいものだ!