このアルバムもやはりできがよく、共演者とのインタープレーも申し分ない。ウイントンマルサリスからも絶賛された人物。マルサリスはゲストで本作品に参加。
まだまだ若いのに円熟さえ感じさせるトランペットのつやのある音色がすばらしい。ときおり見せるエレガントな雰囲気も見事。曲に対する柔軟なアプローチはやはり天才のそれを感じさせる。
ロイ自身の個性が感じ取れるすばらしいアルバム。10点中9点。ストレイトアヘッドなジャズファンにおすすめ。スティーブンスコット=ピアノ/ロドニーウイテカー=ベース/グレゴリーハッチンソン=ドラムの職人技なサポートもいい。!繰り返し聞くのにたえる作品。