変態紹介漫画だけど、どのキャラもどこか憎めない。
きっと誰もが本質的に変態の素養をもってるんだろうな。
顕在化するかしないかの違いだけで。
松隆がだんだん染まってきていて（本人に自覚無いだろうが）ちょっと心配。
アンナは松隆よりも先に染まる気がする。

とりあえず見守って行きたい、愛すべき漫画です。

1巻の第2話でスカ○□系の話がいきなり出てきて、もう買うもんか!と思っていた「変ゼミ」の2巻を魔がさして購入。
相変わらず、読んでていい気分じゃないのに、何故か惹かれるものがある。怖いもの見たさみたいな魅力がある。

変態性欲漫画。方向的には苦手な人が多いと思うけど、単純にマニアックな漫画としての絶対値は高い。全く初めて聞く言葉もある。分析的なものがどこまで真に迫っているかは不明だが、説得力はある。
しかし、専門的な漫画であることよりも、そこを中心としてのラブコメという印象が強い。読者の目線として松高と加藤の非変態キャラ(加藤は変態見習いか)のみ心理描写が掘り下げられているが、変態としての性【サガ】に翻弄される彼女達の普通の恋愛感情がかわいらしくもある。普通のラブコメには絶対ない歪な関係が面白く、「恋と変は似ている」というのが上手くストーリーになっている。

すんなりとオススメとは言い難い作品ではあるが、読む人ごとに色々感じ方ができる。笑えるか、共感するか、嫌悪感を覚えるか。もしくは新たな扉を開くかもしれない。
実際今このレビューを目にしているくらい興味を持っているなら御一読を。

この作品、自分はあまりにも大好きなので周囲の連中にも貸しまくってますが、反応が完璧に「大喜び」か「ドン引き」の真っ二つに別れます。「ドン引き」組は最後まで完読出来ずに返してくれます（笑

この作品を読んで自分が「どっちの世界の住人か」判別して下さい。己を知ることは大切です。

俺は他人より変態なのか？とポツリと考えることがある人は是非検診用に。無論、物語が理解出来る時点で十分変態合格Lvの内容となっております。

蒔子が好きになれたら
きっとこの漫画を
愛せると思うんだよ。
愛せるというか「許せる」

田口イエスタデイと蒔子の＃16
なんかたまらない…
「いとおしい」よ…

「西尾維新、混乱！」の
帯文句には笑いました