単語の暗記において、覚えやすさと忘れにくさという点ではゴロ合わせに勝るものはないと思います。
この単語帳のゴロはどれも口に出した時の語感が良く、無理なく覚えられました。
他にもゴロ合わせの単語帳はいくつかありますが、ゴロの質という点ではこの単語帳がNo.1ではないでしょうか。
また、語源や類義語の区別、語法などの解説があるのも便利だと思います。
短所を強いてあげるなら、できればイラストは全てのゴロにつけて欲しかったということぐらいです。
ただ、ゴロがよくできているのでイラストに頼らなくても十分覚えられるとは思いますが。

まず、見出し語が266語しかありません。タイトルは「英単語2000」とあるのに、これには騙された気がしました。要するにゴロは266語のみで、関連語を入れて2000語ということらしいのですが、ふつうの英単語集ではこうした表示のしかたをしません。
また、レビューで、ゴロが発音をしっかり押さえていると書いている人がいますが、全体の3分の1近くが発音を無視しています。ちなみにはじめから10個の単語の時点で、admireを「頭いいや」、ancestorを「安政スター」と発音無視のゴロで作り、admitなどは頭からゴロが始まっておらず「まぁだ認める」と意味不明なものになっています。できれば、すべて単語から始まり、ゴロも発音に近いものにしてほしいところです。
たしかに、CD2枚付きで1100円は安いようにも思いますが、二色の本文が黄土色とオレンジという最悪に近い色使いなのは、何か意味があるのでしょうか。読みにくいことこのうえありません。
ただ、従来のゴロ英単語集に比べてそれほど悪いレベルのゴロでないということと、語源から単語を覚えようする考え方というのは良いと思います。
もう少し改良すればもっと良いものになる、という期待を込めて☆三つです。

ゴロあわせや、語源を使った暗記法で単語を多く覚えられる点ばかり強調される（もちろんそこは素晴らしい）が、この本は語法においても優れている。他の受験単語集では、語法といえば、語義やニュアンスが似た単語の使い分け中心である。この本では、それらに加えて、文型での使い分けの説明が詳しい。第5文型の補語の部分にどのようなものがくるかを詳しくわけている。こういった説明は、受験生だけでなくTOEICなどを受ける社会人の方にも有益ではないかと思う。ゴロ合わせというと、軽薄なイメージを受けてしまいがちであるが、内容はかなり骨太な単語集ではないかと思う。

よくぞ、この単語にこんなゴロを思いついたなぁ〜と感心しつつ

つい面白いので読みふけってしまいます。

自分ならこんなゴロにするかなぁ、とか色々考えていくと

さらにまた記憶の定着が良くなると思います。

1ページに1単語で、そのページ内に類語も複数載せてあるので《ついでに》覚えるのも可能。

単語は星の数(1〜3)で【重要度】をあらわしています。

このボリュームでこの値段は超お買い得だと思います。

moreover「さらに」などの抽象的な単語でも、「もう老婆です さらに老け。」と覚えることで意味がはっきりし、綴りにつられて、ついついモアーオーヴァーと発音してしまうところをモーロウヴァと発音させるベック式！のゴロは芸術の域に達してます。

「王子なりたい、普通の身。」（ordinary「普通の」）とか、「食わん！て言って、量食べる。」（quantity「量」）など、すごくイメージが湧くんです。

「ゴロで覚えて語源で増やす！」というコンセプトに基づいた語源の解説も秀逸で、admire「〜を賞賛する」をゴロで覚えたあとで、mir-には「目を見張る」の意味があり、miracle「奇跡」やmarvel「驚く」などの単語を紹介した後、mirをローマ字読みすると「見る」みたいだ！というダメ押しの語源暗記術まで、単語を覚えるためのすべてがある本です。

Edison invented the electric light bulb in 1879.「エディソンは1879年に電球を発明した。」（invent「発明する」の例文）など、史実に基づいた例文が多く、それだけでも覚えやすい上に単語の意味とゴロはもちろんのこと、英文と和訳まで2枚のCDにすべて入っていて、これで1,155円はあまりにも安すぎます！