最高楽曲目白押し
★★★★★
一曲目の、今夜も君にテレフォンコールから超キャッチーな楽曲が続きに続きます。普通捨て曲というのが何曲か埋まってるものですが、このアルバムはこれが見当たりません。それだけ見ても珍しく、また素晴らしいアルバムだと思いますよ。
無題
★★★★★
彼らの存在を知ったのは最近なのだが、やくしまるえつこ的ボーカルにクチロロのファンファーレを想起させる内容(「渚のシンデレラ」がひっかかった人なら絶対気に入るであろう。ちなみに「最終列車は25時」という曲もおすすめ)。
まさにジャパニーズAORといった感じでキリンジ好きは必聴のアーティスト。だが決してフォロワーという訳ではなく、完全にlampとしての音楽は確立されている。
…と、そんな事を思っていたら、このアルバムが発売された頃、相対性理論もクチロロのファンファーレもまだこの世には出ていないのであった。
いい音楽を作っているアーティストは、自ら能動的かつ積極的に探していかないと発見できない音楽界を嘆いた。
最高です
★★★★★
とにかく極上のポップである。これは、聴けば分かる!
つまり、一聞百見にしかず!である。
音はライトメロウシティポップのライン上にあるのですが…
うまい具合いに90年代の音が入り今の気分にピッタリです。
でありながら、僕にとってはエバーグリーンになると宣言できる1枚です。
ハッとさせられる
★★★★☆
今回も8曲入り38分と決して無理をしないLampの3rd(2005年作)。
ちなみに1stは6曲、2ndは8曲入り。
一聴して違いの分かる良質な歌モノです。「〜風」とでも言えそうな若手の多い中、自分たちのムードをというのが、完全に確立されているというのは、とても貴重なことでしょう。あえて言えば、日本語を大切にし、シックなアレンジとめくるめくメロディ展開をする点でキリンジが近いのかとも思いますが、キリンジに負けてない琴線を刺激しまくる天性のメロディ勘というのが備わっているので、聴いているうちに、Lamp独自の世界に引き込まれています。
ボーカルは特に素晴らしく、こういうオールド・タイプとも言えるシティポップス的な若者たちを想像されるのにぴったりです。イノセントな女性のコーラスもこの透明な世界をいっそう純化しています。演奏が、多少もたつく部分は、むしろ味として捉えることも可能です。街を歩いていたら、公園で遊ぶ人たちのラジカセから流れてきて、ふと足を止めて耳を傾けてしまう、そんな音楽だと思います。
3枚目にして最高の傑作
★★★★★
「そよ風アパートメント201」、「恋人へ」も良かったけど、断然このアルバムのほうが良い。独自の詩の世界観に加え曲もいい。そして何よりもうたを大切にしているのがひしひしと伝わってくる。そしてふと懐かしさがこみあげてくる。個人的にはこのアルバムの中でも「今夜も君にテレフォンコール」が一番好きです。