このアルバムは約6年前に発売されたことになりますが、これが今年の最新アルバムですと聞かされても違和感ないくらい、楽曲の数々は全く色褪せていません。明日には賞味期限が来てしまうような昨今の商業第一音楽とは一味違う、いつまでも長く鮮度の保たれるアルバムだと思います。捨て曲なしの名盤。彼らが23-24歳の頃の作品。才能です。

今回のセカンドで初めて知りましたが、本当にすばらしい音楽だと思います。ソフトロックやＡＯＲ、ボサノバなどの影響は見て取れますが、そんなことはどうでもよくて、ただただ音楽を聴く喜びが詰まっているアルバムです。また、歌詞は作り手の感情がひしひしと伝わってきて、胸を打ちます。特に「ひろがるなみだ」の詩は美しいメロディーとあいまって、聞き手の心に直接響いてきます。だけど、ほんとにすごいなぁ、うんすごい。

　男女二人がリードヴォーカルなんですが、男の方（永井氏）のヴォーカルにやられました。サニーデイ、キリンジ、ママレイド・ラグなどの歌声が好きな人は共感してくれるはず。

　思わず口ずさみたくなるメロディーに恋の風景を歌った詩がとても心地いいです。

　前作もおすすめですが、サウンドもアルバムの統一感もこちらの方が上かな～。

このセカンドも、Lampの世界観がより拡がっていて大好きです。
どの曲も個性があって、繰り返し繰り返し聴いています。
「最終列車は25時」のメロディが頭から離れません。

男女二人のメインボーカルの声が素敵。
どこか懐かしい感じの切ないメロディーラインが古臭く感じないのは
このボーカルのせいかもしれない。

ファーストアルバムも買いましたがどちらもお奨めです。