本当の意味での初心者におすすめ
★★★★☆
この本では、コンピュータの動く仕組みやフローチャートによるプログラミングの考え方、他言語の紹介(といってもこんなのもありますよ程度)などの基礎の基礎が全体の4分の1を占めています。
基礎の基礎を解説したのち、C言語の分岐、繰り返し、配列・多次元配列、関数までの範囲での書き方と、かんたんな整列(ソート)や探索(サーチ)のアルゴリズムが非常に細かく丁寧にかつファンシーなイラストとともに述べられています。
ここまで書けばおわかりかと思いますが、この本は初めてプログラミングをする方を対象に書かれています。
そもそも、著者の先生は教科書として書かれていますので、パソコンがさわれるだけの知識があれば、コンパイラ(コンパイラという言葉も知らなくて大丈夫です)の入手法を含めて、1からはじめることができます。
タイトルの通り「教える」・「学ぶ」どちらの立場の方が買われても最適な入門書です。
ただし、ある程度プログラミングについての知識がある方にとってはすでに必要のない解説も多く載っていますので、☆は4つにしました。
とてもわかりやすいので、先生のポインタや構造体などを解説した続編が出るならぜひ買いたいと思います。
本書はソフトカバーの書籍ですが、カバー下にはカバーの絵とは違ったかわいらしいイラストが添えられています。
奥付を見ると、カバーイラストの方とも本文イラストの方とも違う方が描かれているようです。
ぜひ手にとって確認してみては。