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いとし、いとしという心〈2〉 (ビーボーイノベルズ)

価格: ¥893
カテゴリ: 単行本
ブランド: リブレ出版
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良かった、良かった。 ★★★★★
今作は千秋と侑央の過去についても描かれていますし、前作のその後も描かれていますから納得の一冊ではないでしょうか。
千秋の長年の想いも報われて、ホッと胸を撫で下ろす事ができました。
感無量。

京都の伝統的な格式や、叙情的な部分を上手く表現されていてするっと作品に入り込む事が出来ます。
キャラでいえば、千秋の腹黒さも好きだし、侑央の清純さも好きです。
たまりませんねぇ、千秋の侑央に対する執着心。
攻めが受けに対して強い執着心を持つというのは大好物なパターンです。
しかも京言葉。
いいですねぇ。
それと前作も感じましたが、千秋&侑央のH、妙にエロく感じます。
千秋は侑央相手だと優しさとエロさと少しの意地悪さが絶妙に混じりあい、侑央は普段清純なのにHだと淫らっぽくなるし。
京言葉だし。(しつこくてすいません)

今後二人の立場を考えると、ただでは済まないとは思いますがそこは千秋の腹黒さでなんとか乗り越えて欲しいと思います。
侑央もガンバレ。
良いです。 ★★★★★
この巻は、ユキ・千秋の高校時代のお話も入ってます。
この巻を読み、更に千秋を好きになりました。
確かに、腹黒ww狡いし、酷い男ですが、ほんとに一途ですね。
ユキが、好きで好きで好きで好きで、どうしようもない感じが、全面に出ています。
しかも、明らかにラブ度が上がりました。良かったね!千秋!
身体の関係は、多いわけではありませんが、お互い気持ちが通じてきた感じですね。
ユキが千秋に対して、警戒心を緩めてくれましたから。
最後の挿絵も、幸せそうで本当に嬉しいです。
BLというよりも文学 ★★★★★
この人の書くお話は「BL」というよりも「文学」と言ったほうがしっくりくるんじゃないかと思います。
文章の緻密さ、登場人物の心理状態など、読めば読むほどどんどん物語に引き込まれていきます。
かわいさんの作品を読むのはこの「いとし、いとしという心」の二冊が初めてなのですが、衝撃でした。
文章力、情景描写 、設定 etc...自分が今までBL小説を読んできた中で本当に抜きんでている作家さんです。

京言葉がメインのお話を読んだのは初めてで、最初は「ちょっと読みにくいかもな」と思っていたんですが、気づいたら頭の中で滑らかに再生されるぐらい話にのめり込んでしまいました。
まさかの新境地発見でびっくりです。登場人物たちが話す京言葉に面白いくらい萌えてしまいます。

読んだ感想としては、1巻を読んだ後の「これから二人はどうなっていくの!」という不安を見事に吹き飛ばしてくれました。
あの手この手を使ってじわじわと侑央の恋心を見事自覚させ、最後に千秋へ「一緒にいてくれる?」と侑央がつたないながらも好きだと伝えるシーン。
侑央のそんな言葉、態度に対し、笑顔になりきらず、微妙に泣き出しそうに歪んでいる千秋の表情。その心中を察すると涙が止まりません。
今までの人生の中で、兄にいつも先を越され、本当に心から愛しているヒトの心さえ兄に向いていた。絶対に手には入らないだろうと思っていた本当に欲しいヒトがやっと手に入ったという気持ち。
そんな千秋の心情を見事に表しているシーンだと思います。

ただ、個人的にはもう少し侑央が千秋に惹かれていくまでの葛藤をもっとじっくりゆっくり書いてくれたらとは思いましたが、
そこを抜きにしてもこの作品の完成度で星は5個。つけれるならもっと星をつけたいくらです。
本当に良い作品に出会えました。
何回も繰り返し読みたくなるすばらしい作品です。
狡くて、一途な男。 ★★★★★
二人の間にほのかな余韻が残る前作のラストから、今度は過去へと続きます。

じわじわと狡猾に侑央を絡め取っていく千秋。

荘一への負い目からか、なすがままの侑央の辛さ、とても好きで、傷つけたくなどないのに追い込んでしまう千秋の辛さ。

それぞれが切ない展開ですね。

次第に心が千秋から離れていく侑央に心の中でつぶやく、

「――もう、逃がしたるわ・・・。」の場面では思わず泣けてきました。

次のストーリーでは、再び現在へと戻ります。

平穏な日々が過ぎる中で、浮かびあがってきた千秋の結婚話に戸惑うと同時に、初めて気づく自分の想い・・・

千秋も侑央も、長く苦しんだ末に辿り着いたこのラストにほっとする思いです。

とても読み応えのある作品でした。
腹黒キツネ(実は一途)×清楚ウサギ(素は妖艶) ★★★★★
京都老舗旅館の若当主と、幼なじみのこれまた老舗の紙司の跡取り息子の恋、第二段。

やー、もーよかったです。二人の高校生時代を描いた『ユキウサギ』は、攻めの千秋が抱いた鬱々とした暗い愛情と執着がたまらん。千秋の兄に報われぬ片恋をするユキの切なさ・戸惑いがまた!何も告げず、東京の大学へ進学するためバスからユキを見やる千秋に涙。

そして前作でやっと無理矢理にカラダを繋げ、何となーく恋人?っぽく?なった二人その後を語る『啼かぬ蛍が…』、人当たりの良い笑顔の裏で必死にユキの心を手に入れようと画策する千秋。直接的エッチシーンは少ないのに、悶々とします!京都の町屋の風情や、通りの雰囲気もよく出ていて、京都生まれの私は胸キュンキュンでした。

何より「ボクと一緒に、地獄まで堕ちよ」と泣き笑いで迫る千秋に腰砕けです。ぜひとも作者様には続編を書いて頂きたく。ネチネチと意地悪する千秋とメロメロにからめとられてゆくユキ…見たい!