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問題解決を「見える化」する本

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 中経出版
Amazon.co.jpで確認
分かりやすいTOCの本だが、イラストの誤りが残念 ★★★☆☆
TOCを仕事に、家族に、人生に活かしてみませんかという趣旨の入門書である。本は非常に薄くできており、エッセンスを上手く抽出している。例題も身近なもので、親しみやすい。

惜しむらくは、イラスト内の番号がA1,A2,A3,...,D1,D2,D3となっているべきところが全てA1,B1,C1,D1だったり、誤植があったりすること。著者村上氏の他2名の共同出筆になっており、大分急いで出版したのではないかとの印象がある。

例題で最終的な解決策(アクション)を見せないのは、読者本人に考えさせるためのものであるが、ここは評価が分かれるだろう。本気で考えてみたい人はこの本で良いと思う。ただし、私のように入門書に最後までの実例を求めるせっかちな方は、岸良裕司の全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!がおすすめです。
内容自体は難しいけど、分かりやすく書かれている本 ★★★★☆
旧来のSWOT分析やロジックツリーで論理的に考えても
感情面や人間行動の部分で、真の問題発見が出来ないケースが多い。
人間行動の感情の部分を解決するのが、TOC思考法と
いうことだが、初めて読んだため、まだ理解は正直薄いが、
マスターすれば、感情のマネジメントが容易になったり、
人間行動の問題点を解決できるだろう。



<この本を読んで私が実践すること>
身近な例でTOC思考法にあてはめてみる
優れた問題解決手法をわかりやすく紹介 ★★★★★
この本はTOC思考プロセスについて、人(自分自身)の問題を解決する事例を題材としてわかりやすく説明しています。

TOC思考プロセスは、因果関係に基づいて全体最適の観点で組織や人の問題を分析し、問題解消のアイデアと、それを実現する具体的なソリューション(解決策)を導き出す手法です。

顧客の問題に適用すれば、顧客の問題を分析し、提案するソリューション(解決策)を検討するための有効なツールになります。

自組織の問題に使えば、自組織に対する効果的な改善提案を検討するためのツールになります。

自組織を改善できれば、自社の強みを構築することができ、その強みを顧客の問題解決につなげることができれば、顧客に価値の高い提案をすることができます。

TOC思考プロセスは、人の問題を解決するツールをしても有効です。なぜなら、人とは、複数の役割や時系列上の自分から構成される組織と見ることもできるからです。(いろいろな自分が対立して、問題を引き起こす。)

この本は、薄くて読みやすく、TOC思考プロセスを実践する際のハンドブックとしても使えると思います。

個人にも応用できる ★★★★☆
基本はTOC思考プロセス。これは元々企業などの組織での目的達成のための労力を最小限で最大の効果を得るという思考プログラムだ。
だが、この書物を読むことによってTOC思考プログラムを例えば、ダイエットとか
血糖値が高いための対処等々、個人的な生活にも応用できることが判る。
小説のアイディアの掘り出しやプロットの組み立てにも使えそうだとうのが個人的感想である。
書物としては、まとまりがあり、カラーと図式を用いて理解しやすい仕上げになっている。
思考をこの書物が述べているような形で進めていくのと、頭の中で思考しているだけとの差が
雲泥に現れる。それだけ、視覚化した形式で思考をプロセスにしたがって答えを導くための
思考の塊が分散されていくことで要領よく曖昧模糊とした答えが見えるようになる。
この書物は非常に判りやすいが、どうしても理解しにくい。と挫折しかけた者は、第五章の
「生活習慣病」を克服する思考プロセスを読んで欲しい。生活習慣病というと、メタボを初め、
血糖値高め(糖尿病)、高血圧、お酒による肝臓、腎臓の具合等、リアルに危惧を感じる
場面が大きいだけに、TOC思考プロセスをより理解できる起爆剤になるに違いない。
つまり。
TOC思考プロセスとはなにも組織上のものだけではなく、個人でも十分に使えるツール
ということだ。
私は数年前から認知行動療法(社会不安やパニック症状、うつ病のためのプログラム)を
行っていて効果を感じている。TCO思考プロセスは、精神疾患のための認知行動療法のプログラムの
プロセスに似ていると個人的に感じた。
この書物を読んだあなたは、どんどんノートに思考のプロセスを組み立てるがよい。
答えに繋がる問題は必ず露呈し、あなたの行動へのきっかけになるに違いない。
これまでの方法では人間系の問題は解決できない ★★★☆☆
「分解」と「結合」というこれまでのコンサルのアプローチは、物理型の問題解決には使えても、人間型の問題解決には極めて使いづらい。・・・この事を教えてもらえたことはよかったが、書籍としての仕上がりが残念。