飲み会に行ったつもりで
★★★★☆
書かれていることは、「成功の法則」ではなく
「成功した私」の体験です。
薄っぺらでも特殊でも、生の体験情報は、それなりの価値があります。
異業種交流会で金と時間をかけて、たまたまいい人材と巡り会えて
話し込んだときに得られた情報、位の情報は得られます。
その意味ではお値打ち価格といえるでしょう。
「3つの方法」とは、
・本来なら企業秘密とするような情報をオープンにし、
・それを必要とする人に厳選して提供し、
・同時に商品をブランドに磨き上げる
という3つです。
なぜそうしなければならなかったかの必然性、
実際にやってみての周囲の反応とその変化のプロセスなどは、
下手な小説よりおもしろい。しかもリアルで説得力があります。
また、読者によってはその細かいプロセスのあちこちが参考になることもあると
思います。リアル体験の強みですね。
ただ、大いに参考にできる人もいれば、ほとんど参考にならない人もいるであろう
ことを考えて、星は少し厳しく評価しました。
飲み会に参加すると数時間と5千円程度の参加費を取られることを考えると、割安な本です。
頑張っているのはわかりますが、本にするほどでは
★★☆☆☆
苦境を引き継いでしまった若社長の行動には大変敬服。
ただこの3つの方法というのが、本になるほどの手法か、それほどの成果があがったといえるのか、という点で星2つ。
熱い気持ちにはしてくれました。
著者に会いました
★★★★★
昨日、中山さんのセミナーが福岡商工会議所でありました。
私は最前列で聞きましたが、素晴らしかったです。
経営戦略やマーケ勉強オタクの人にとっては
聞いたことがある内容ですが、見逃しているのがこの「3つ」。
で、知っていても99,9%はやってない。
さらに、やってもスグには効果ない。
だから、大半の人はしないし、続かない。
だから、やったモン勝ち。金もかからない。
私はこれを16年前からやり・・・
小さな零細事業ですが、人生経営が以前の10倍に。
リスクはゼロに等しいので、素直にやってみては?
※お陰様で10万部を突破
「小さな会社★儲けのルール」著者・栢野克己/カヤノカツミ
よくあるタイプの中小企業にぴったり
★★★★☆
業績が良いとは言えないが潰れるわけでもなく、それでいてジリ貧で・・・・・というようなよくある中小企業にとって参考になる内容です。
かついろんな業種にも応用可能だろう、という気がしました。
この種の企業をターゲットとした本は珍しいのではないでしょうか。
そして実際に使えるだろうテクニックが満載です。
事実を元にしているからでしょうか?説得力も抜群です。
ややこしい理屈抜きに、効果があるだろうテクニックを惜しげもなく披露しているところに好感が持てます。
自社でも実際に取り入れてみようと思いました。
特に客先へのPRに関しては、今までになかった視点を与えてくれました。
新規営業で困っている中小企業にはうってつけです。
十分汎用性があると思いますが、ややメーカーよりな感じが・・・・・
というわけで☆4つ。
効果的にお客様を増やしていく
★★★★★
本書では、お金をかけずに効果的にお客様を増やしていく3つの方法が紹介
されています。それは以下の通りです。
・ノウハウを公開すること
・コミュニティを作ること
・ブランドを持つこと(参加すること)
特に効果があるのは「ノウハウを公開すること」でしょうか。ノウハウをオープン
にすることは一見不利に見えますが、実は、お客様に約束することです。約束
を守れれば信頼が得られて、結果としてモノやサービスを買っていただけます。
本書には、自分のノウハウとするために著作権を明示したり、認知度を上げる
ために長期間発信したりとテクニックも紹介されています。
仕事では、自分の信念や思いが一番大事であり、それらに賛同してもらえると
嬉しいもの。テクニックを駆使しながらもその手段だけを追うのでなく、嬉しさを
味わえる仕事をして、本書のように生まれ変わった会社で働きたいものです。