この本の評価の高さに驚いた。

本書ではさまざまな成功例を解説しているだけなのだが、著者の分析が明らかに浅い。

成功に至るまでの要因はもっとたくさんあるだろうし、失敗していた原因もさらに追求するべきだ。　掘り下げて調べるところを省略し、どうでも良い浅い内容ばかりを羅列している。

後、大企業と中小企業を比較していているが、比較している部分が論理性にかける。
大企業特有の規模の経済や薄利多売、ブランド戦略などがあり、規模が小さければニッチ戦略やライバル企業との駆け引きなども考える必要がある。

少なくとも著者がいうような「売れる商品」が理想なのは当然である。
しかし従来の商品を新しい商品に変えることが難しいし、新しい商品を開発した所で真似される可能性もある。
そこの部分の企業間の駆け引きなくして新商品が重要などとは何ともぬるい。

ちなみに半分しか読む気にならなかったので後半に書かれていたらスイマセン。

非常に高い評価のため買ったしまったが（もちろん中古）、こんな内容でよく高い評価が得られたなと驚愕しています。
商品が経営を決定するとかは当たり前のことで、画期的な差別化の事例が具体的に出ているかと思いきや。
星ひとつの意味は、こんな内容の本やコンサルに金を払う人間が存在するということが分かったということで。

「努力の割に結果が伴わない」
そう感じる小企業経営者の方であれば、
間違いなく得るものがあると思います。
結果が出ない理由をあっさりと書かれていますので。ｗ

この分かりやすさと、内容の深さ、

すごいの一言です。

商品に対する基本的な取り組み方を通じて、
大げさではなく読む人の生き方そのものさえ
変えちゃいそうなインパクト。

すっごいお勧めです。

実は私も一時マーケティングに嵌っていた時期がありました。しかし、いくら実践しても成果はあがりませんでした。

その答がこの本にあります。

今の時代、無駄な出費と遠回りは命取りとなります。戦略や戦術、マーケッティングを考える前に是非読んでおいた方がいいと思います。

竹田陽一の新刊と並び、ヤワな出版社の、最近では数少ない良心本。

こういう本をもっと出せ！初心に返れ！フォレスト！（笑）

表紙が「いかにも」で軽く、残念だが、

中身は硬派で非常にイイ。

小手先マーケや感情セールスでいくら誤魔化しても、

「そんな商売、そんな商品じゃあ無理だね」が正統派コンサルの本音。

営業・販促・人事・財務・やる気コンサルがいくら吠えても

「元がダメなら全部ダメ」

あー云ってしまった！（爆）

あらゆる業界で既存商売・商品が劣化している・・・
しがみついてもダメなモノはダメ。

（が、衰退業界・商品で、ライバルが自滅するのを待つガマン戦略もあり）

予想を超えた出来に乾杯！やっぱ、九州人はスゴイ！（笑）