「お姉ちゃんの彼氏を妹が好きになっちゃいけないの?」
★★★★★
幼いころから自他共に彼氏・彼女と認める関係の、主人公とみずき。
しかし主人公の初恋の対象はみずきの母親・七菜子。姉の影に隠れながら、ずっと主人公を好きだった妹・侑香。
……時が経ち、高校生になったみずきはマジメな学級委員長(Cカップ)。いつしか姉をはるかに超えるほどの美少女に成長した侑香(Eカップ)。昔とちっとも変わらないどころか、むしろ若くきれいになっている七菜子(Hカップ)。
流れは、みずきとB。しかしみずきに拒否される→侑香の誘惑。カラオケボックスでB、フェラ、クンニ。しかし初体験は失敗→事情を察した母の七菜子と。フェラ、初H成功、→七菜子と69、H→みずきと仲違い→侑香とH(処女喪失)→彼女の家。こたつの中のHなバトルw→みずきと仲直り、H(処女喪失)、帰ってきた侑香と修羅場に→ホテルの温泉内で侑香、七菜子(アナル)、みずき、と順にH→仲直り4P。
「いつまでもお姉ちゃんのお下がりばかりじゃ侑香イヤなの!」な、彼女の妹。
「あなたにいま必要なのは自信よ。わたしを相手に最初のステップを踏み出してごらんなさい」な、彼女の母。
マジメな彼女も自分の頑なさを乗り越えて、ついにすべてを捧げてくれる。
H以外の会話シーンがおもしろく、キャラが生き生きとしていて、それがまたHを盛り上げてくれます。
ファンタジーとわかっていても、こんな関係、いいなぁと思わせる、そんな誘惑系の傑作だと思いました。
天晴れなほど清々しい誘惑系王道物語
★★★★☆
小細工無し。これ以上ないほどの極めて王道な誘惑系官能小説である。男が夢見る無節操でファンタジーな妄想をそのままストレートに、混じり気無く作品にしたらこうなりました、という感じ。都合の良過ぎる展開、勝手にどんどん好意を寄せてくるヒロイン達、これらを本作では杓子定規に捉えるのではなく、漫画かラノベのごとく気軽に読んで楽しむ作品と言えよう。そうなると「それはおかしいだろ」「んなアホな…」「なぜそうなる」といったツッコミも全て笑いのネタになるから不思議。至る所で笑わせて貰ったが、それもこれも3人のヒロイン達が恐ろしく魅力的なために本作全体が救われているからである。タイトルの通り、高校生の主人公の彼女とその母、そして妹である。真面目で世話焼きの姉に奔放で積極的な妹は定番中の定番。姉が拒んでいる間に「お兄ちゃん大好き!」攻撃でどんどん迫る妹である。しかし、本作では母が実にイイ。仲が上手くいかない主人公と娘(姉)のために(まさに)一肌脱いで解決、と思いきや自分も主人公争奪戦に参戦する奮闘振りである。年上の余裕を見せながらも主人公の責めに狼狽える様が艶めかしい。しかも、その経験豊富と思わせるところにちょっとした伏線があり、実はとっても可愛らしくて健気な一面があることを垣間見せる演出が良かった。ヒロイン達それぞれの性格を反映した濃厚なエッチシーンも多々用意されており、いやらしさも充分である。ただ、特に母が発する独特な奇声が少し気になる。