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立川談春“20年目の収穫祭”

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: 夢空間
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分かりません ★★☆☆☆
どこがそんなに上手いのか分かりません。文七は、談春師匠の癖である舌打ちが気になり、入り込めません。また、情景を説明する必要は無いと思います。落語は、聞いている方が想像するものだと思います。
思い出しても涙が出る文七元結、九州吹き戻しは通向き ★★★★★
落語入門者向きではないのかもしれない。しかし、これだけ難しい噺を二つ、正座して聞き入ってしまった。談春の「文七元結」は、色々な評論家が解説されているように、長兵衛ではなく、佐野槌の女将が(恐らく)主役になっている。人生の裏表を知り尽くした女の一言一言が重い。文七の演技にも心が動かされる。若く未熟だが、素直な少年。娘を売った金を、見ず知らずの他人に恵むことが出来るのか、という普通考えれば有り得ない設定なのに、引き込まれ、心が乱され、終には共感し、説得されてしまう。恐ろしい話芸の力。

九州吹き戻しは、笑いもなく、山場といえば船が遭難する場面だけ、の噺なので、初めて落語を聞く人には勧められず。とはいえ、江戸の旅とはどういうものか、江戸の庶民にとって九州の果てしない遠さ、が実感され、演者の実力が分かります。しかし、何故この噺を入れたのか。それは、師匠のコメント(お墨付き)の為のようです。
そんなに凄いかね ★★☆☆☆
談春七夜頃から、手放しに談春を礼賛する評論をよく目にするようになった。この手放し礼賛について行けない。彼を取り巻く、金儲け主義連中の宣伝効果につられているように思えてならない。上手いし、様々な難しい演目にチャレンジしていることは認めるけど、そんなに凄いかね。談春と並ぶ、あるいはそれ以上の咄家は、現代でもいると思うけどね。解説書に「談春さえいれば他の落語家はいらない」とあったけど、そうなったら落語界、本当につまらなくなるだろうね。
なかなか、えれえ噺家ですなあ ★★★★★
まえから気になっていたハナシ、文七元結です。文七元結は全部やると約小一時間かかるハナシですので、なかなか今の寄席では聴けないんですな。寄席では、トリ以外のハナシ家は持ち時間15分程度と決められてますので、もちろんこんな長いハナシはできませんし、またトリの“大真打”だってよほど自信がなければこんな長バナシやりやせんやね。途中であきられたら顔まるつぶれだし、特に五代目古今亭志ん生の十八番だったとあってはなおさらだよね。また下手にやるとクサイんだ、このハナシ。
 さあ、この談春の「文七元結」ですが、最初は、なんだコイツ、声ばっかり張って、独りよがりで独善的な解釈で…、なんて感じたんですがイヤイヤどうして、ハナシの途中から、この“声ばっかり張って、独りよがりで独善的”なヤツこそが、ほんとに江戸にいた長兵衛そのものなんだろうなと思うようになりました。もう、ええかっこしいと情けなさと直感のみで生きている人間の業そのもの。そんな心情は自分自身にも思い当たるフシが多々あり、思わず“我が意を得たり”とうなずいたり、“いやあ参ったなあ”とばかりニヤニヤしたりの連続です。そうなると、このハナシおもしろくておもしろくて。また談春の「文七元結」のすごいところは、普通であれば長兵衛をヒーローにしたてあげて、「よっ大統領!」とばかりお涙頂戴にできるところを、ぜったいそうさせないということですな。志ん生ほどではないにしろ談春のウデを持ってすれば、クサさを感じさせずにそうもっていくのはことたやすいことのはずです。が、あえてそうしない。打算と直感と人情で生きているその日暮らしの江戸っ子以外の何者でもありません。
 いやあ、立川談春、えれえハナシ家ですぜ。これはぜひライブで聴きにいきたいですね。このままいけば“平成の名人”!? とまああんまり持ち上げるのはやめましょう。ただ同世代で、聴きにいこうと思えば生で見れるこんなハナシ家がいるワシは幸せなのかもしれません。
泣いて…にっこり ★★★★★
上方落語から(桂米朝、枝雀、ざこば、そして吉朝!)入りましたので、最初に聴く東の落語でも目星をつけて、下手を聴いてがっかりしないように、と思っていました。『人生成り行き』や『この落語家を聴け!』などの本から若手の実力派を、故人ではなくこれから私たちが聴くことができる落語家を、と考え購入。初めて「文七元結」を聴きました。本人の自己評価(解説にある)はたいへん厳しいですが、泣けて泣けて…そしてにっこり笑えました。こういう落語ならば聴ける!と嬉しくなりました。また「九州吹き戻し」も生まれて初めて接しましたが、これもまた楽しい。芸の継承を、しっかりと行っている、そして芸を今生きる人のために提供する立川談志の凄さにも気づかされました。いつか本番で、ホールでも小屋でもいいので接してみたいと思いました。『赤めだか』も最後の最後で感動させられましたよ。