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立川談春/来年3月15日

価格: ¥3,000
カテゴリ: CD
ブランド: 夢空間
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言葉多すぎ、です。 ★★☆☆☆
家元フリークでも何でもない、どちらかと言えばアンチ家元と言っていい私が聴いた感想は、一言で言えばタイトルの通り。普段よく聴く演目の一つ一つの場面で、いちいち自分なりに解釈した登場人物の感情を全部言葉にして言っちまうもんだから、まあクドイったらありゃしない。感情というより"なぜそう考えたのか"という意味というか言い訳みたいなものを、そこまでいちいち言葉にして伝えなきゃならないか?…今よく「思ったことはちゃんと口に出して表現しないと相手には伝わらない」とコミュニケーションの重要性が言われる。それは全て否定はしない。でも考え方だけど、私は人間ってのは考える力、想像力ってものがあるんだから、"みなまで言うな、あんたの言いたいことは分かるよ"っていうのもまた日本人のいいとこで、落語のいいとこでもあると思うんだなぁ。どこかの国の人みたいにあることないこと何でもかんでもしゃべりまくる、中身はなくてもプレゼン能力だけで国の指導者にまでなってしまうような国の人は、かえって信用できないのさ。…ちょっと話が脱線しちゃったけど、家元談志も、家元自身が絶賛する談春も、全然すすんで聴きたいとは思わない。あまりにもメディアやなんかで「上手い」とか言うから聴いてみただけ。…あと、他の人のレビューを見ていて思い出したけど、この談春っていう人の噺、聴いていて時々なぜか出てくる登場人物の区別が出来なくなるときがありますね。たぶん、この人の人間ってもののとらえ方がみんな画一的なんじゃないのかな?みんな登場人物が同じ顔をして話してる感じがする。聴いていて"魅力的だな"と思える登場人物が出てこない。…確かに、器用に話せる。上手いっちゃぁ上手いのかも。でも、面白くはないな。良くも悪くも、まさに家元の弟子で、家元の芸風を最も忠実に受け継いでいると思う。しかし、立川流の中では志の輔・志らく・談笑らの方がよほど個性的だし面白い。あまり演じられない演目を発掘するという意味でも志の輔の方が上。談春には家元担いでばかりいないで「自分の噺」をしてほしい。立川流にいるのだとしても、だ。(…追伸:先日テレビでさだまさしさん書き下ろしの新作落語を情感たっぷりに演じているのを拝見した。なかなかよかった。まだ若い間は新作もどんどんやったらどうか。まだまだ落ち着いたり老け込んだり、鼻が高くなり過ぎるのには早すぎるだろう。)
平成名人は言いすぎでしょう ★★★☆☆
手放しの談春礼賛の評論には首を傾げたくなる。数少ない談春のCDなので高価だが購入したけどね。談春の魅力は、様々な演目にトライしているところで、しかもどれも上手にまとめ上げるところだと思ってはいるが、談春を取り巻く、金儲け主義の臭う連中の宣伝文章をそのまま認めることはできないね。はっきり言って、現在、談春と並ぶ咄家はいるし、談春以上の咄家もいるからね。