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トランク・ミュージック〈下〉 (扶桑社ミステリー)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 扶桑社
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エンターテインメントとして完成された、<ハリー・ボッシュ>シリーズ第5弾 ★★★☆☆
現在、11作目まで上梓され、その10作目までが邦訳されている、マイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ>シリーズ第5弾。“当代最高のハードボイルド”、“現代ハードボイルドの到達点”といわれるだけあって、また本書は、ノン・シリーズの傑作『ザ・ポエット』と『わが心臓の痛み』の間に挟まれて発表されていることから、エンターテインメントとして完成されている。

’98年、「このミステリーがすごい!」海外編第20位。

屋外演奏場ハリウッド・ボウルを真下に望む崖上の空き地に停められたロールスロイスのトランクから、映画プロデューサーの射殺体が発見された。それは‘トランク・ミュージック’と呼ばれるマフィアの手口であることが分かる。やがて彼は、ラスヴェガスの犯罪組織の金をマネーロンダリング(資金洗浄)しており、そのトラブルで殺害されたのではないかと推測される。容疑者は、犯罪組織が経営するストリップ劇場の用心棒で、被害者の上着に指紋を残していた。凶器の銃も見つかり、ボッシュは彼をロサンジェルスに連れてくる。

しかし、下巻に入り、誰もが思いもよらない大転回があり、ボッシュの前にロス市警の組織犯罪捜査課や内部監査課が障害として立ちふさがる。状況は二転三転するが、事件は悲劇的な終結を見る。

訳者・古沢嘉通によれば、このシリーズのなかで本書は、一連の<ボッシュ・サーガ>のなかで「幸せなボッシュ」を描いて一時的に主人公およびシリーズに救済を与え、一種の幕間の役割を果たしている作品と位置づけている。なるほど本書でボッシュは、初めて「自分と個人的に関係のない」事件を担当し、最愛の女性と再会し、有能な同僚たち、前任者と異なる理解ある上司に恵まれており、存分に捜査に集中している。ラストもほほえましい。
コヨーテは何処に行った? ★★★★☆
ハリー・ボッシュ・シリーズの前作「ラスト・コヨーテ」ã‚'読ã‚"だコナリーのファンは、ã"のシリーズはもう終わりになるのでは?と誰もが思ったに違いない。彼のå'½é¡Œã¨ã‚‚言える母親殺ã-ã‚'解決ã-てã-まったのだから。でもリアル・タイムの読è€...でない僕は、次作である本作が書かれていたのã‚'知っていた。だからã"の作å"ã‚'猛烈に読みたかった。あのラストからボッシュはどうやって再ç"Ÿã-てくるのだろうーと。
ã-かã-その期å¾...は裏切られる。そã"には妙に吹っ切れて、前å'きで積極的なボッシュがいた。あっã'らかã‚"とæ-°ã-い事件にå-り組ã‚"でいた。残念ながら前作の余韻は一切残っていなかった。それはちょっと残念。

でも本作はそれã‚'補ってあまりある秀作だ。エンタテイメント性やãƒ-ロットは今までの作å"ã®ä¸­!ã!!§ç¾¤ã‚'抜いている。エルロイのような圧å€'的な重厚感には欠ã'るが「読み物」とã-て完結ã-ている。

でも、ボッシュが例の女性とハネムーン?なã‚"ていうサーãƒ"スにも抜かりが無く、ã"れで本å½"に最後?次作は?という「フリ」もきちã‚"と押さえているあたりには脱帽ーウマくて安心できる作家だ。
あっ、シリーズ次作はちゃã‚"と出てます。