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眠れぬ楽園 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)

価格: ¥1,000
カテゴリ: 文庫
ブランド: 二見書房
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その人は愛してはいけない人だった ★★★★★
まさに「その人は愛してはいけない人だった」です。ヒーローにとってはヒロインは仇敵の娘。ヒロインにとってヒーローは父の命を狙う敵。愛してはいけないと思っていても止まらない情熱が二人の間に芽生えていきます。
中盤にある二人の官能シーンはあまりにも長いこと続くので「えっ?まさか最後までこれが続く?」と思ってしまったほど(笑)。冷静に考えればそんなことはなく、これ以上彼に近づいたら取り返しのつかないことになると考えたヒロインは一転してヒーローを避け続けます。しかしそんなことは許さないとばかりにヒロインに迫るヒーロー、そして彼を拒みきれないと悩むヒロイン。そうなのです!もうすでに二人は引き返せないところまで来てしまっていたのです!確かに終盤は官能シーンは激減します。でも私はこの終盤の二人の切ないまでにもどかしいやりとりがすごく好きです。一気に読ませてくれる作品です。
あっというまだった・・・ ★★★★☆
しゃべり言葉が多くてあっという間に読めた本だった。自分的にはキャシーのあの性格にはどうも慣れない感じだけど、こんなヒロインだから話が成り立つのかなって感じ。南国育ちで育ったからしょうがないかと思うとわかる。
私の中ではヒローとヒロインの情熱ぶりより脇役ラニと温かみのあるブラットフォードとの駆け引きのほうが泣かせられた。主人公たちの欲情や情熱とは逆で大人の愛情、心が揺らされる感覚がなんともいえない。
恋愛を抜いたとしてもき結末は面白い。
楽しめます ★★★★☆
刺激的なロマンスに胸が高鳴りました。
横にいる夫が覗き込みはしないかとひやひやしながら、
数々のベッドシーンのページを、
ゆっくりと舐めるように読んでしまいました。
楽しいですね。

お話は革命後のフランスと関わりがあるので、
これを読んだのが、
たまたまジョハンセンの「女神たちの嵐」の読後であったため、

内容が重なり、非常に分かり易く思いました。

難点は翻訳。
誰の台詞なのか分かり辛かったり、
内容がしっかり伝わってこない部分や、
不要と感じる軽薄な言い回しを用いている箇所があったりと、
少し興ざめすることがありました。
ジョハンセン作品では、
個人的に、池田真紀子さんの翻訳が一番しっくりくると思います。

ハワイの香りただようHOT,SEXY, ロマンス ★★★★★
19世紀初頭、フランス革命の混乱のあと事情があってハワイに逃げてきた父親とキャシー。

それから、11年の歳月が流れキャシーは19歳になっていた。
ある日、ハワイにハンサムなイギリス人の男性がやってくる。キャシーと彼ジャリドは惹かれあうが、ジャリドは少年時代に父親を殺された敵をとるために、キャシーの父親を追ってきたのだった。

父親をフランスへ逃がしたキャシーは、自らもフランスへ行くことを決めジャリドと共に船でヨーロッパへと旅立つ。
惹かれあい、求めう二人。船上での戦いの日々が始まった---

歴史ものの海洋ロマンスは独特のロマンティックさがあっていいです。
南国の雰囲気120%の熱いロマンス作品です。

アイリスのヒストリカルは最高!! ★★★★★
 19世紀ハワイ島、そしてイングランド、革命後のフランスが舞台。
 アイリス・ジョハンセンのヒストリカル・ロマンスは心理描写が秀逸で、会話もテンポよく刺激があって、最初からぐいぐい魔法のようにひきこまれます。

 主人公たちも魅力的。主人公キャシーは美しい島と馬を愛する勇敢な娘。(お決まりのパターンで気が強いです、がとても優しい子です)父を追ってきた仇敵、イングランドの公爵ジャリドと同行する決心をします。(彼もアイリスのお決まりのごとく、不敵で魅力的な美青年です)ヒロインが、当たり前の美人でないところがいいんですよねー。

 アイリスのヒストリカル作品はまだまだあるそうなので、本当にどんどん翻訳してほしいです!!