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竜の道 飛翔篇

価格: ¥1,995
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:白川道/著 出版社名:講談社 発行年月:2009年09月 関連キーワード:リユウ ノ ミチ ヒシヨウヘン りゆう の みち ひしようへん、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253 義父母をはじめとした世間から虐げられてきた双子の兄弟、竜一と竜二。クソのような人生とオサラバするために嵐の夜、完全犯罪を決行する。胸に秘めた復讐を果たすべく、弟はエリート官僚の道を選び、兄は裏社会の力を味方につけた。双頭の竜が修羅の幕を開ける。
設定と竜一のキャラは光るのだが。。。 ★★★☆☆
 廃品回収屋に捨てられていた竜一と竜二の双子の兄弟。
養父母は2人を家畜のようにコキ使い虐待を続け、世間の人たちは
兄弟2人を蔑んだ目で見ていた。

 「俺たち兄弟はコインの<表>と<裏>だ。」

 兄の竜一は養父母を殺害し出奔。別人になりすまし、闇の世界で
成り上がろうとする。弟の竜二は、東大卒業後運輸省のキャリアとなり、
表の世界でのし上ろうとする。兄弟2人の野望は「君臨すること」。

 この設定、どうも既視感があると思ったら、『サンクチュアリ』と
同じですね(^^;

 それでも物語の設定はすごいし、竜一のキャラには凄みがある。
しかし、ものすごく残念な事も2点あります。

 ひとつめは、物語が竜一の思惑通り都合良く進み過ぎる事。
竜一の企てはすべてが成功し、野望の為に人を裏切り騙すが、
自分が裏切られたり騙されたりする事はありません。
都合よくパトロンも現れ、追い詰められたりする事も無い。

 しかしそれは、波乱が無い、という事でもあります。

 2つめは、弟の竜二のキャラが凡庸なこと。
コインの<裏>の竜一の心の闇がこれほど深いのなら、対をなす<表>の
竜二のキャラをもっともっと磨かなければならないと思う。
竜二の弱さや受身さを情け無く感じました。

 568ページも使って、これは無いのではなかろうか?

 と、思わざるをえません。
表の世界と裏の世界で生きる兄弟が成り上がっていく物語 ★★★★☆
廃品回収業者の家の前に捨てられ、育ての親からはろくに食べ物を与えられず周囲の人間たちからも虐げられて生きてきた双子の兄弟が、世間に復讐するために表の世界と裏の世界で修羅のごとく生きていく物語。裏の世界で生きていくために、危険な橋を渡り裏世界の長と接触し成り上がっていく兄、東大を卒業し運輸省の官僚になるべく表の世界を生きる弟、それぞれがお互いの目標を達成するための道を行く。本書では、裏の世界で生きる兄の様子が多く描かれていたが、やくざとの絡みや人を殺す様子、大物との駆け引きなど、裏の世界の様子がリアルに描かれて読み応えがあった。表の世界で生きる弟の様子ももう少し描いてほしかったが、それは続編で描かれるのだろうか。いずれにしても、その後、兄と弟がどんな人生を歩んでいくのか、続編が楽しみである。
作風は一緒 ★★★★★
しかし、読みごたえあり
主人公の背景が『天国への階段』、『最も遠い銀河』と共通する部分が多々あるが、それを補って余りある内容な濃さ
ピカレスク好みには堪らないであろう
2009年私の読んだミステリーNo.1 ★★★★★
白川道の本はだいたい読んでいて、「天国への階段」「海は涸れていた」が代表作と思っていたが、「竜の道」はこれらを超えている。スケールの大きなエンターテイメントミステリーだ。白川道が得意とする純愛、ヤクザ、ギャンブル、女、復讐、血縁、総てが入っている。それも相当ヴァージョンアップされている。2009年に読んだミステリーの中では、私は一番面白かった。
 双子の兄弟の復讐劇、片方は裏のヤクザの世界、片方は表の運輸省キャリアの世界から。それに謎の予言能力を持った妹のような女性。飛翔編では、兄のヤクザの世界が丁寧に描かれている。これまで白川道の小説では殺人はそれほど書かれなかったが、「竜の道」は大藪春彦に繋がるハードボイルドだ。この何巻まで出るんだろう?もう既に完成しているのではないか?「最も遠い銀河」が出たばかりだったので、それほど期待していなかったが、「竜の道」の方がレベルは完全に上だ。早く次が読みたい。ついでに何巻まで出るのか、早く教えて欲しい。完結まで読むのに何年待てばいいんだ?
早く続編を! ★★★★★
「竜の道」が出版した2ヶ月前に、「最も遠い銀河」上下巻が出て読んだばかりだったので、当分白川作品を読むのは先だと思っていたので、この本が出て驚きました。
 読んだ感じはベストセラーの「天国の階段」よりは、どちらかと言うと「病葉流れて」シリーズに近いかな?
 物語は捨て子の二人の兄弟、竜一と竜二が貧しく辛い少年時代を過ごした事で、将来必ず大物になる事を誓い、妹のように可愛がっていた美佐の両親が、追い込まれて自殺した復習もあり、竜二は官僚へ、竜一は闇の世界へと進む。これも二人にとっては予定の行動である。色々な困難に立ち向かいながら、徐々に目標に向かっていく二人!!読む手を止められません。
 「病葉流れて」3部作同様「竜の道」も3部作の予定らしいですね。
 続編が今からワクワクします。