とってもいい
★★★★★
優れた内容で、自分でも驚くほど満足感に浸れた一冊。
この金額で、しかも読みやすく、内容がストレートに読者に伝わってくる。
中目黒で、自己啓発本を熱心に読む青年に、躊躇しながらも話し掛けたエピソードは、著者のあらゆるところに出会いのチャンス、広がりのチャンスがあることを示しているし、そうした生き方はすてきだと思う。
著者、幸せのヒントのくだりの中で、幸せの閾値を下げる魅力を語っているが、中でも、「新しいアイデアが浮かぶこと」が至極の幸せと綴る。
金儲けでも、性欲でも食欲でもなく、知的なひらめきに無上の幸福を感じるという内容が、とっても爽快に読め、共感できた。
発想の転換
★★★★★
断水の時、水のありがたさが分かり節水の工夫を考えたとか、
起こったハプニングに腹をたてないで、ポジティブに考えて
いこうというのは面白かったです。
何にでも興味を持つようにしていると、身近にアイデアのヒントが
たくさんある 気がつかないで見逃していることがあるのかなと
思えてきました。
気軽に読める本です。
不景気じゃなくてもアイデアが出るのが「もったいない」
★★★★☆
おくりびとやカノッサの屈辱などの台本家が書く企画のわかせ方の本
構成は、まず企画って何だろうということで
各項目1つの企画を紹介し、企画とは相手を気持ちよく驚かせることなどの
定義を試みています。
続く2章では、ネガティブなことを企画にするにはということで
怒ってしまいがちなネガティブなことに対して、何に気づけば企画につながるかを
多くの例をあげながら述べています。この章だけでこの本の半分になっていますので
いかにネガティブなままでほっておくのが「もったいない」かわかると思います。
終盤はアイデアの作り方と、次第に上がってゆく幸せの閾値を落とす
ことについて述べています。
さすがに長年、色々な企画を作ってきただけあって、とても読みやすくかつ
わかりやすい本になっています。ただ、細切れな内容を寄せ集めているせいか
読み飛ばしてしまい、気持ちよさが残るものの、何が主張だったのかが
わからなくなるたぐいの本でもあります。
忙しすぎて、少し行き詰まり感がある今の私には、とても良い本でした。
気軽に読める本なのでどんな人にもお勧めができると思います。
視点を変えるだけで人は幸せになれる
★★★★☆
アイデア,発想,企画などに関して、
その王道的な考え方を事例を通じて
分かりやすく紹介してくれています。
広告のためだけにお金を使うのは、
もったいない。ということが、何度か
強調されていましたが、まさにその
通りだと深く納得。
物事の発展は、真似ることが基本で
あるならば、本章で紹介されている
ような著者の思考方法を真似しない
のは、もったいないかもしれません。
幸せを感じるヒントやお金の使い方
など、色々学ぶことが出来ますよ。
企画構想のたねのねた
★★★★☆
この本は新しい学問、企画構想学のねた本みたいです。たぶん。
でも、ぜんぜん、かたくないよ。
「もったいない主義」というタイトルから、エコネタかと勘違いしました。
著者(「おくりびと」シナリオ書いた人)は
4月から大学で自ら企画して「企画構想学科」(第1章に内容あり)
の科長をしているそうです。
どうすれば人に喜びを与えられるかを考えるとは、
別の言葉にすると
「思いやり」です。企画とは人のことを思いやったり慮ったり
することでもあるのです。(P31)
企画構想は、生き方のツールでもあり、面白そうで難しいそう。
ぜひ、企画構想学科の講義録がよみたい。