一風変わった事件を次々と解決していく連作集第七巻
★★★★☆
御三卿・田安徳川家のおぼっちゃまがその身分を隠し、
お忍びの延長くらいの感じで定町回り同心見習いとなり、
一風変わった事件を次々と解決していく連作集第七巻。
この世間知らずのおぼっちゃま、とある剣の流派の秘密特訓を受け
すこぶる腕の立つ正統な後継者であるというのが裏設定。
前々巻より秘剣を封印して闘うおぼっちゃま。
しかし新たな武器、「投げる十手」で襲い掛かる
刺客や剣の遣い手たちを都合よろしく仕留めていく。
詳しくは語れないが、エピソードには愕然。
文体からシリーズ構成からこの軽さには脱帽。