18人の在宅看護のパイオニアが現場の生の声を伝えてくれている。
実践家たちの言葉にはとてもリアリティがあり説得力がある。
難しい専門書ではないのでとても読みやすい本である。

特にALSの方と一緒に夕食作りをした看護には感動した。
｢患者｣でもなく｢患者様｣でもない、病気とともに生きる｢生活者｣として看護をしてほしい
看護は医療行為だけするのではない、その人らしく生きることをそっと支える看護の温もり

看護って何だろう、これから看護はどこへ向かっていくのか・・・
そのヒントがこの1冊に散りばめられている。

また開業マニュアル〜起業のための10のポイント〜や｢起業度｣チャートなどもあり
開業ナースへの道しるべがここにある。

開業を目指すナース、看護に悩んでいるナースは必読の一冊である。

開業ナースの２０年の経験から書かれた訪問看護の本。治療する専門化がいるなら看護に専念する人間も必要なのではないのか？医療においてはひとつの病気なら基本的には一人の医師が一人の患者を見るがそれを援護する看護師は一人ではなく複数、そこに着目したりしなかったり、とにかく訪問看護という普段知らない言葉に引かれ読んだがまた医療に対して考えさせられました。いずれ自分がその立場になって困る前に読んでおきたい一冊です。