ここからアフターです
★★★★★
全8巻で、この4巻からゲームでの「アフターストーリー」に入ります。
かなりアフターに分量を割いていることになりますが、クラナドの物語を全部網羅しようと思ったら壮大な量になりますからね、どこに力を入れるか…となるとやっぱりアフター、という事なのでしょう。
マンガで見るとゲームとはまた違った印象を受けて(たぶん俯瞰だからでしょう)面白いです。
物語をもう一回味わいたいときなど、ゲームをプレイするよりは気軽に読み返せるので、そういう意味でもお勧めです。
大きな背中とあたたかい手のぬくもり
★★★★★
この漫画がきっかけでゲームも手に取りました。
でも、漫画は漫画としてレビューします。ちなみにまだこの巻のお話まではゲームで
ゆけていないので、漫画だけで原作部分を知らないものの感想となります。
原作を知らずに漫画だけを続けて手を取る方にこのレビューを読んでいただければ幸いです。
話:朋也仕事編と呼ぶのが本当に相応しい巻でした。ただ、可愛い女の子を出すだけではなく
主人公の心情や置かれた状況を丁寧にみせてくれるので親近感がわきます。
卒業して、ある決意を経て(どうぞ本編で)就職し、そこで困難にぶち当たるも
頑張って乗り越えてゆく主人公・・そしてその傍らにいる渚・・
お互いを思いやる二人の信頼関係がとてもうらやましいです。
漫画ならではの表現:103ページにて渚の視点から見る朋也の背中が描かれています。
・・だんだん寒くなる空気の中、「冷えないうちに早く帰ろう」と渚の手を握る朋也の大きな背中を
あたたかな街灯の光が照らしているシーンが印象に残りました。
ひとこまひとこまにみさきさんのこの作品への愛情が溢れているな、と改めて思いました。
大きな背中、あったかい手 渚ちゃんはきっと二人なら幸せでしょう。これからも
どんどん幸せになって欲しいと思いました。1巻から見ていると本当に二人は変わりました。
一所懸命なんてかっこ悪いと思ってたのに誰よりも汗だらけになって一所懸命に働く朋也
立ち止まっていた坂道をたった一人でも果敢に登ってゆく渚
変わったものと変わらないもの ゴールのない「物語」かもしれませんが、二人が幸せに・・
幸せに・・なってくれればいいな、と本当に思います。
気に入っている人には悪いが…
★★☆☆☆
一時は良くなっていきそうな気がしていたが、
結局話はぐだぐた、画もぐだぐだなまま、ここまできてしまった。
コレクションの一つと割り切れるのなら買ってもいいかも。
本編も良いですが
★★★★★
巻末のオマケ漫画がツボでした(特に渚の爆弾発言に積極的に食いつく仁科さん)。
智代の「立場の違いが恋愛の壁に…」って台詞に「それはアンタのシナリオだろ!!」って突っ込んだのは俺だけではないはず。
あるものでなく、みんなでつくっていくものである。
★★★★★
なんか読んでいて本当にしんみりして来ちゃいますね。
『北の国から』を見てるかのような錯覚に陥りますが、話としてはやはり古臭いのだけれども、それがいい。
レールから外れたみんなが互いに寄り添って支え合いながら家族を作って行く過程を見るのがいい。
嬉しいことだけじゃなく、悲しいことも辛いことも、全て綯い混ぜに巧みに描かれています。これは膝を思わず叩いてしまいますね。