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学ばない探偵たちの学園 (光文社文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:東川篤哉/著 出版社名:光文社 シリーズ名:光文社文庫 ひ12-4 発行年月:2009年05月 関連キーワード:マナバナイ タンテイタチ ノ ガクエン チヨウヘン スイリ シヨウセツ コウブンシヤ ブンコ ヒ-12-4 まなばない たんていたち の がくえん ちようへん すいり しようせつ こうぶんしや ぶんこ ひ-12-4、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271、 コウブンシヤ コウブンシヤ 2271 こうぶんしや こうぶんしや 2271 私立鯉ケ窪学園に転校した赤坂通は、文芸部に入るつもりが、何故か探偵部に入部してしまう。部長の多摩川と部員・八橋とともに部活動に励むなか、学園で密室殺人事件が発生!被害者は、アイドルを盗撮しようとしたカメラマン。妙な名前の刑事コンビや、個性派揃いの教師たちが事件をかき回すなか、芸能クラスのアイドルも失踪!学園が誇る探偵部の推理は。
とぼけたやつら ★★★☆☆
 2004年に実業之日本社からジョイノベルスの一冊として出たものの文庫化。
 とある高校の「探偵部」の面々が活躍する学園ミステリである。
 著者の持ち味である、なまぬるいユーモアは健在。思わず笑ってしまう。しかし、トリックがちょっと残念。バカミスっぽさを狙ったのであろうが、空振りしている。
 キャラクターものとして楽しむなら、それなりに。
《私立鯉ヶ窪学園探偵部》シリーズの第一長編 ★★★★☆

芸能クラスのアイドルを盗撮しようとしていたカメラマンが、
夜の私立鯉ヶ窪学園の保健室で死体となって発見される。

現場となった保健室は、中庭に面した窓だけが開けられていたのだが、
それまでに降った雨で地面が濡れていて、人が出入りした形跡はない。

そして、この密室殺人の後、事件当夜に補習を受けていた人気アイドルが失踪する。

事件との関連が疑われるなか、第二の密室殺人が起こり……。



第一の事件の密室には、偶然が大きく介在しており、非現実的と言われたら、
それまでなのですが、“振り子”というモチーフに基づいて、密室が構成されて
いく過程のヴィジュアルが秀逸で、 個人的には好みです。


また、第二の事件でも、密室構成のプロセスが
楽しげな、面白いトリックが用いられています。

解明の手がかりとなるのは、隣人が聞いていた笛吹きケトルの音ですが、それ
以外にも、現場の見取図に描かれた、ある不自然な点に気づく必要があります。




トリックはやや強引もロジックはなかなか ★★★☆☆
04年01月のノベルスの文庫化で,『鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ』の1作目になります.

ミステリマニアで名探偵気取りの高校生3人が事件に遭遇,解決までの数日が描かれ,
いかにも学生といったグダグダなやり取りやユーモアがおかしく楽しませてくれます.

ただ,トリックがちょっと非現実的過ぎにも思え,ユーモア要素の強い作品とはいえ,
学園という『現実』のイメージが強い本作では,今ひとつスッキリできずに違和感が….
その為,この後に用意された真相への印象も少し弱くなってしまったように感じられます.

とはいえ,何気ない会話や学園生活などに織り込まれた伏線とその回収は気持ちがよく,
思い込みからの転換,畳まれていく多くの『なぜ』など,ロジックについてもなかなかで,
それでいて最後はいわゆる『天丼』,ユーモアで締めるあたりはこの作家さんならではです.
ミステリのセンスが光る逸品 ★★★★☆
(本書より引用)
「ははは、そいつはいい。真犯人はオランウータンだったりしてな」
「そんなばかな。そんな話は、仮にミステリとしても三流ですよ。
そんな小説書く人がいたら、みんなの笑い物ですね、きっと」
「……」久保はふと笑うのを止めた。「つかぬことを聞くが、君、本当に探偵小説研究部なのかね」
「え、ええ、そうですよ」
あれ? おれ、なにかマズイこといったのかな。
(引用終わり)

この一文で笑えるあなたは、全文読みましょう。
ミステリと笑いの混合比のセンスが光る東川さんの作品です。
お笑い成分アップ! ★★★★☆
~探偵部の部長と先輩、という非日常的な大ボケコンビが登場することもあってか、
これまでの東川作品よりも石崎幸二により近いテイストになっています。

ただ、そのせいかどうかは分かりませんが、
真相は新本格的なちょっと現実的とはいいがたいものになっているのが残念です。

なにしろ、2つ登場する密室の、両方ともがそうなんですから…。

い~~ちおう
「密室そのものが非現実的なのだから、その真相も非現実的たらざるを得ない」
という説明はなされてはいますが…。

でも、本作の真骨頂はミステリのパロディを含めたお笑いセンスにあります。
ギャグミスとしては充分堪能できると思います。~

小説のオススメ ★★★★★
本屋大賞1位を獲得した『謎解きはディナーのあとで』の作者が書いた長編推理小説。
相変わらず登場人物たちの会話がよかった。事件は本格的なのに、登場人物たちの軽快な行動と会話に、ついつい夢中になって読んでしまう作品。
ますます東川さんを好きになる1冊でもある。