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コンパクトシティの計画とデザイン

価格: ¥3,675
カテゴリ: 単行本
ブランド: 学芸出版社
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持続可能なまちづくりのための傾向と対策・・・ ★★★★☆
 今、世界で注目されている未来型まちづくりの『コンパクトシティ』が、まだ発展途上であり、試行錯誤の中にあることがよく理解できる一冊です。

 『コンパクトシティ』はまちづくりを通して、社会とは?、コミュニティとは?、生活とは?、個性とは?など根源的な問いを議論し、突き詰めていくところに魅力がありそうです。

 自分の住む町を主体的に考えはじめたい人におすすめの一冊です。
コンパクトシティならこの一冊で ★★★★★
 本書は人間主体のまちづくり手法であるコンパクトシティの実践の紹介と解説、そして日本における現状と展望を考察した本です。
 2006年のまちづくり三法の改正により、国内各地で「コンパクトシティ」や「まちなか居住」を掲げる自治体が一気に増えました。中心市街地活性化問題を解決しようという強い意志の現れですが、具体性に欠けたり、従来型の公共事業中心の対策に偏る傾向があります。
 本書はコンパクトシティについて、その思想や歴史、海外の状況や問題点、日本での展開や今後の発展の可能性など、総合的に書き記したものです。コンパクトシティについて知りたいと思う事柄はおおよそ網羅されていますし、コンパクトシティのポイント−自動車交通の脱却によるスプロールの抑制−を軸に書かれているので、論理が明確で分かりやすいです。
 また、本書はコンパクトシティ導入のための様々な方策、考察が紹介されています。海外でのコンパクトシティ導入の具体的なプロセスの紹介は大変参考になりますし、国内でのコンパクトシティを巡る動向の解説、そして具体的なまちづくりの事例研究の考察など、豊富な事例の紹介が本書の最大のポイントだと思います。よい例だけでなく、悪い例もしっかり掲載し、どのように改善をしたらいいのか明確に提示されており実践的です。コンパクトシティ実現のマニュアルとしても使える大変優れた内容になっています。
 中心市街地再開発をただの箱物乱立に終わらせず、本当に住みやすく活気のあるまちづくりとして成功させるのに必須の文献です。日本の都市、特に地方中小都市を救う本になると思います。ぜひ、ご一読を。