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Lookaftering

価格: ¥1,863
カテゴリ: CD
ブランド: Dicristina Stair
Amazon.co.jpで確認
完全な"カルト的伝説"と形容できるアーティストに出会うことはめったにないが、ヴァシュティ・バニアンは正真正銘、その形容にあてはまる。ただ1枚のアルバムから丸々30年を歳月を経て、彼女は初のソロとなるアルバムをひっさげて戻ってきた。そしてこれが、息を呑むほど見事なアルバムだ。プロデュースを手がけ、さらにバニアンと共同でアレンジを手がけたのは同郷エディンバラの住民、マックス・リッチャー(自身も『Blue Notebooks』というすばらしいソロ・アルバムがある)。豊かで美しいアレンジであり、興奮させるアルバムに仕上がっている。まずはリッチャーとバニアンの家で生まれ、続いてエディンバラ、ロンドン、グラスゴーのスタジオで徐々に有機的に発展させた『Lookaftering』は、バニアンの声、つまびかれるアコースティック・ギター、リッチャーのピアノとアレンジでしっかりとまとまった。楽器編成はストリング・カルテット、オーボエ、ハープ、フレンチ・ホルン、リコーダー、フルート、ダルシマー、ミュージカル・グラス、ハルモニウム、ローズ・ピアノ。ゲスト参加はジョアンナ・ニューサム、デヴェンドラ・ドンハート、アーデム、アダム・ピアス(マイス・パレード)、ロバート・カービー(ニック・ドレイク)、オットー・ハウザー、ケヴィン・バーカー(エスパーズ、カタリック・カウンティ)。たおやかで広がりのある曲と、重厚な編成にしたナンバーとのバランスがきっちりとれているし、瑞々しい楽器のアレンジとごく身近の耳元で囁いているようなバニアンの声とが美しい相乗効果をあげている。そして、ヴォーカルそのものに潜む繊細な親密さから、その声が織りなす物語にまで、このアルバムには本物の誠実さがある。前作『Just Another Diamond Day』が実に純粋な旅路の記録だったように、『Lookaftering』も同じように生活の体験から直接得た題材(兄の死、母としての喜びと怖れ、自由と束縛に揺れる緊張、旅と家庭の対比)に基づいている。歌詞の内容と音楽の形態(「Same But Different」におけるメロディの優しい強弱、「Here Before」のヴォーカルの輪舞、「Turning Backs」での氷のように響くダルシマー)とがしっかり結びついたことによって、見事なまでの完全性が生じてもいる。アルバムのタイトル自体も、個人的な造語であり、"人でも動物でも、あるいは何かやるべきこと、面倒を見る必要のあることを、世話すること"の意味だ。
最期に聴きたい音楽・・・ ★★★★★
皆さんの絶賛レビューを見て初めて聴きました。
いや、聴かせて頂きましたの方が
この奇跡のような女性アーティストに対して適切かもしれない。

どの曲もひたすら美しいが、とりわけ7曲目の“If I Were”は
ハープの音色が「チューブラー・ベルズ」の後半部を連想させられ
印象的だ。

もし自分の死に際に幸いにも音楽に接していられるなら
この作品で穏やかに旅立てる気がする・・・

売れ筋嗜好だったり、オリジナリティより歌唱力だったり
良い音楽=メロディの良さだったり、好きなジャンル以外否定的だったり
のような人は聴かない方がいい。
盛り上がりなど何もない、こんなささやくような歌声は退屈なだけだ。

感受性と想像力が豊かで、安らぎを求める人なら
必ず受け入れられる作品だと思う・・・。
時を忘れる ★★★★★
The Eternal Children と題されたドキュメンタリーフィルム(Youtubeで見ることができます)で、「私は61歳の女だけどまるで児童合唱団の男の子のように歌う」とバニアンは言います。音楽を一度あきらめて2児を育て上げ(画家である娘さんの絵がカバーデザインに使われています。バニアン自身も美術学校中退。)それでも不思議と歳をとらない。無理して若くあろうとしているわけでもないし、たぶんこういう人にとっては、時間の長さというのはあまり意味が無いのではないかと思います。このアルバムにも、前作と同様の、時を超えた美しさがあります。そしてこの作品はより協力者に恵まれています。
伝説の歌姫の35年ぶりのセカンド・アルバム ★★★★★
1970年にたった1枚のアルバム_Just Another Diamond Day_をのこして音楽の表舞台から消えてしまった伝説の女性ミュージシャンが、なんと35年ぶりに出したセカンド・アルバム。すっかり音楽から縁を切って普通の生活をしていたところ、インターネット・オークションで自分の唯一のアルバムが異常な高値で取引されているのに驚いて、長年廃盤のままだったそのアルバムを再発することにしたのに続き、アニマル・コレクティヴやデヴェンドラ・バンハートなどの若手ミュージシャンたちからリスペクトされての彼らとの共演を経て、このセカンド・アルバムが誕生したということだ。音楽的には、相変わらずアコースティック・ギターと彼女の歌(一般的な意味では歌がうまいとは言いがたいがなんとも味わい深い歌唱)が前面に出ている。_Just Another Diamond Day_同様激しい曲は皆無だが、サウンドは微妙に現代風になっている(あくまで「微妙に」だが)。前作を淡い水彩画にたとえるとするならば、こちらは繊細なタッチで描かれた油絵の趣といえるかもしれない。前作中の“Jog Along Bess”のような楽しげな曲はなく、しみじみとした曲が並ぶので、下手をすると単調で退屈ということになりかねないが、このヴァシュティ・バニヤンの世界に一度引き込まれてしまうと、そのまま自分の気分もそれに同調してしみじみと最後まで聴いてしまう。前作を聴いて気に入った人なら、きっとこれも気に入るだろう。
名盤! ★★★★★
 Vashti Bunyanは、その昔、ドノヴァンとも交流があり、さすらいのフォーク・ミュージシャンだった女性。唯一のアルバム「ジャスト・アナザー・ダイアモンド・デイ」は、本当に天使のつぶやきのような透き通った静かな歌声が聴ける超名盤。が、彼女自身は、この一枚でさすらいの生活に中心をおき、音楽活動から引退する。
 そのアルバムがCD化され話題になったりしたこともあり、今回、満を持して発表されたのがこのセカンド。
 透き通った歌声は健在であり、本当に心が和みます。疲れたときに聴くと本当に静かに深く癒されます。
 このセカンドを聴いて気に入ったと言う方には是非とも上述のファーストをお勧めします。透明度は、あるいはファーストの方が上かも知れません。とにかく最高の音楽です!
しっとりとした歌声 ★★★★★
英国フォークの名作として知られた、ヴァシティ・ブニアンの2nd。
1970年の作品「JUST ANOTHER DIAMOND DAY」は、素朴ながらしっとりとした素敵なフォークだったが、35年ぶりとなる本作も、音が鳴り出した瞬間、まったく変わらない優しい歌声にうっとりとなる。
アコースティックギターとピアノのバックに、彼女のたうたうような歌声が乗ると不思議に時を超えたような感覚で、まどろむように聴き入ってしまう。
せわしないこの現代の中で、このアルバムは最高の癒し系サウンドになるだろう。
リコーダーやハープの音色も美しい。目を閉じれば英国の田園が広がる。