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対象喪失―悲しむということ (中公新書 (557))

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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フロイト研究の大家、故小此木啓吾氏による対象喪失にスポットをあてた名著です。
大切な人を失った人が悲しみを乗り越えるための本 ★★★★☆
この本は、著者の学術的な研究をもとに書かれている。
大切な人を失った悲しみから抜け出せなかった私に大きな知見を与えてくれた。
なかなか良い本だが、ややしつこい感じが抜けず、途中で飽きてしまったため、星4つとした。
失うことの悲しみを人はどう乗り越えるのか ★★★★★
本書は,専門書としてではなく,
一般の人たちに向けて書かれたものであるが,
精神分析の専門書としても草分け的な著作であるともいえる。

すべてのこころの病はなんらかの対象喪失によって引き起こされる。

それでなくとも,人はひび何かを失いながら生きている。
その悲しみをどうやって乗り越え,闘い,生きていくのか,について
丁寧に書かれた著作である。

一般の方にもぜひご一読いただきたい,こころの書である。

心理学の本を読んで唯一つ悲しみが癒された本 ★★★★★
25年以上も昔(奥付をみると昭和57年版だった)、悲しみをどうすれば癒せるか、七転八倒している時にこの本と出会った。
心理学の本は読んではいたが、どれも学問的なもので、現実の苦しみをどうすれば癒せるのかはわからなかった。
読み終えた少しだけ救われた気がした。何度も読み返し、そのたびに著者の平易な言葉の後にあるものを捜そうとした。
その後父母との死別などを経て、再度読み返し、自分なりに「悲哀の仕事」をしようと試みた。これからもまた読み返す時が来るだろう。
小此木先生は亡くなられたが、この本を残してくれた事で私は深謝している。
名著 ★★★★★
20年前の著作であるが、何回も版を重ねて現在に至っている名著である。著者は精神分析学の草分け的存在であり、この著書の基本もフロイトにしたがっている。精神分析の用語もぽつぽつと出てくるので、その基本概念は抑えていなければならないが、一般向けに書かれている事もあり、平易な文章となっている。構成は症例を多数交えながらそれに対して考察を加えつつ論を進めるという方式を取っている。またフロイトの仕事を対象喪失といった観点から読みなおしている。その事によって、読む人に対して、道筋がはっきりと見えてくるのでさらに読みやすくなっていると思う。ただ、投影同一視のニュアンスが現在と多少違うように感じるので注意が必要。
悲哀排除の社会を生きる ★★★★★
対象を失うことの悲しみをどう悲しむか。人生上で素通りできない問題である。本書では精神分析のフロイトの業績を紹介しながら「悲哀の仕事」のプロセスを読者とともにたどることを目的としている。
さらに現代社会の病理として、悲哀をありのままに悲しむ機会が避けられているとして、それを悲哀排除症候群と名付けている。
最後に対象喪失論の一歩すすんだ議論についても触れている。

文章はそれほど難しいことはなく読了するのは容易でしょう。