石窯つくりに興味をもったら読む良い本である。
★★★☆☆
石窯について興味を持たせてくれたのはたしかに前作の「石窯のつくり方楽しみ方」であった。
個人的な窯のつくり方についてまだどなたもまとまったガイドを発表していなかったころに出版されたのでいろいろな石窯つくりの方々やサイトでもバイブル的な存在になった本である。
その続編なので相当期待したところもあるのだが、そのためか、はっきりいって前作のなぞりなおし、焼き直し、カラー写真を追加したという印象が強くなってしまった。
まあ前作から時間もたち再度情報を発信するという意欲はよいと思うし、この本から石窯を計画するなら大変参考になると思う。
著者は石窯つくりのコンサルをはじめたようでこの宣伝も兼ねている意味もあるのかなと思ってしまう。
石窯は自由に発想してそれぞれが独自の石窯を作るべしと述べながら、石窯キットを完全否定するなど少々矛盾もある。
著者に相談すると石窯完成までおそらく五十万円以上かかると思われ、そうそうお願いできる金額ではない。それぞれの立場でキットからでも興味をもって石窯つくりに入ってさらに独自に設計する道もあるのではないだろうか?
個人的には窯の次に大事な煙道(煙突)にもう少し頁を割いてほしかった。
いずれにしても石窯を計画しようとするひとに推薦できる書物である。