いい教材です。
★★★★★
主に弱音の音変化という観点から解説されています。英語におけるリスニングの原則と言っていいと思いますが、sound connection、sound reduction、sound assimilationを勉強した後にこの教材を勉強するといいでしょう。初心者には難しい教材だと思います。中級以上の方にお勧めといった感じです。この本の中での音の変化の解説は、英語の音声学に基づいたいい解説だと思います。実際の映画では、聞きづらい映画や聞きやすい映画などさまざまな映画がありますので、この本の内容を理解したからといって全ての映画が聞き取れるようになるわけではありません。当然のことですが。リスニングだけでなく語彙の問題もありますね。しかしながら、この本をリスニングの基軸としてしっかり勉強するすることはそれなりに価値があると思います。リスニング教材としては、工夫された良い教材だと思います。
新しい発見がありました(目からうろこ)
★★★★★
中学&高校で習う英語の聞き取りと、映画(実際の生活の中で話される)の英語と、
どこが違うか?ということを具体的に解説してくれる本です。
そういうことだったのか、という発見があり、リスニング力が向上しました。
話言葉における「音変化」に焦点をあて、
どういう場合に、どのような変化が起こるかを具体的に解説し、それに慣れる訓練ができます。
通勤中にMP3プレーヤーに録音して学習するのに適した教材となっています。
ストーリーは、実際の映画からの引用ではありませんが、(スクリーンプレイと違って)
映画のような雰囲気をもった、興味のもてる内容となっています。
映画でよく使われる雰囲気の表現がたくさん入っていて、
それに具体的な解説がされているので、とても使いやすいと感じました。
価格に見合う価値があると思います。
中級者におすすめ
★★★★☆
いい教材です。
音変化のパターンをだいたい網羅していますし、ベーシックな内容です。
しかし映画英語が聞き取れるまでには至らないレベルか。
この本で理論を一通りおさえたらスクリーンプレイシリーズなど実際の映画を使って多聴するしかないとは思いますが、その取っ掛かりとして非常に役に立つと思います。
CDには日本語での解説も収録されていますが、本に書かれていることと重複しますし、いらないような気がしますが...
音変化を学ぶのに最高
★★★★★
マイナーな本なのですが、音変化を学ぶにはとても良い本です。
英検準1級持っていますが、アメリカのTVドラマがさっぱり分からず、英検意味ナシと
感じていました。ハイディ氏、スティブ・ソレイシ氏の著書で
「ナチュラルな音変化」が大事だと分かって、勉強法を変えました。
この本は、刑事ドラマ1本と、その中で出てくる音変化について詳しく説明があります。
CDにも解説が付いているので勉強しやすいです。
前作も買いたいと思います。
プライスパフォーマンスは最高
★★★★★
数年間他の言語にクビを突っ込み、英語とはなれておりました。
ある日海外旅行の際に、ホテルでなにげなくつけたテレビ(CNN・・ニュース以外の番組)のスピードについていけず、う〜ん、どうなちゃったんだろうと考え込んだ始末です。
もともとヒアリング・スピーキングはそれほどいいわけではなかったのですが(英語の観光ガイドの資格は10数年前に取得)、いずれにしてもスピードのある(ナチュラルな)音声教材はないものかと思っているとき、書店で偶然この本が目にとまりました。
この値段にしてはよくできた内容です。
日本人が苦手とする英語の音変化(短縮・同化・弾音・連結・・等音の経済性からくる音変化)を著者が用意し、それを組み込んだセリフをハリウッドの脚本家が書いたしゃきっとした英語です(例:So, houw's your first week on the job been so far ?このイントネーションも、すごい!)。
吹き込みもスピード感のあるナチュラルなもので大変役に立ちます。
(ニュース英語とは異なり相当のスピードです)
(音変化の1例を・・・Have you got any leads yet ?・・・へヴユーガッ(トゥ)エニリージュユェッ(トゥ)?「leads yet」と理解するのに一瞬ウン?と思っているうちにドンドン先へ・・・)
もともとは学生の1年分の授業内容のようですが、そんな悠長なやりかたでは上達しないと思い、毎日大きな声でセリフを発声練習し2ヵ月で終えました。
内容は16 scene で構成されています。
1 scene 2ページで、行間も開いていますので、1 scene 1週間かけて徹底的にやっても16週=4ヶ月で一通りやれます。それを繰り返すほうが、1年かけるより効果的でしょう。
吹き込みのスピードに追いつけるようにするには、自分でできるだけ同じくらいのスピードに近づけるよう発声練習すると、ヒアリングがすごく楽になることは、経験的に分かっておりましたので、今回もそのやり方を通しました。
これ1冊でヒアリングをマスターできるなんて思っていませんが、かなりスピード(音変化も含め)になれてきたようで、ややすっきりした気持です。
さらにこれと同等またはそれ以上の教材が見つかれば、挑戦しようと思います。
(今はあの「フレンズ」で耳訓練をしておりますが)
久しぶりにいい本を手に入れました(値段も安いといえます)。
ストーリーはミステリー仕立てで、この先どうなるのかな、と気になる面白さです。