今更ながら…
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今更ながらのこのアルバムのレビューです。私はこのアルバムでKOKIAの奏でる『歌』と出合いました。そして今でも一番好きなアルバムです。当時はケルト音楽にちょっと興味がありました。そんな時にこのアルバムが雑誌に「ケルト音楽…」と紹介されていたので買ってみたんです。先ずは1曲目の「調和」に衝撃を受けました。複雑な曲の展開。そして『声』の素晴らしさ。そのあとも「天使」に涙し、「ピンクの象」で???となり、「人間ってそんなものね」「足音」に勇気を貰い、「tomoni」「a gift」で癒されました。本当に素晴らしいアルバムに巡り会えたと感じました。毎日聞いていました。それ以来、KOKIAの奏でる『歌』のトリコになりました。
この後、KOKIAは『進化=深化』していきます。特に、事務所を独立してからは急加速で『進化=深化』していきます。毎回素晴らしいアルバムを生み出し、聞く人に感動を与えていますていますが、基本はこのアルバムだと思います。
最近KOKIAを聞き始めた皆さん。是非このアルバムを手に取って下さい。今のKOKIAの基本がここにあります。後に発売されたベストアルバムには、このアルバムからは収録されてませんし。名曲満載のアルバムなんですけどね。
音楽が勇気に変わる
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ふいに耳に入ってきた「足音」に力をもらいました。サビの詞がちょうど迷っていた部分の答えだったからです。
初めて聴いた時からいつも癒されている、KOKIAさんの歌声。最近の神がかった歌を知っているので、以前の作品を満足して聴けるかなと不安でしたが…無駄な考えでした。最近ファンになった方にも聴けるアルバムですよ!!
KOKIAファンで主に民族的な音楽を好きな方は絶対にゲットすべきだと思います。
音を楽しむのが好きな人は聴いて
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日本の音楽の女帝と謳われる菅野よう子の手がける『愛の輪郭』も口コミでコアな音楽ファンをを取り込み、
超癒し系CMソングとして『ThePowerofSmile』や、ラジオから『人間ってそんなものね』が口コミでライトなJ-popファンの心を掴み、
某MMORPGのフラッシュからも『ありがとう』を口コミで人気を出した、
おそらくJ-popの枠組みでは総合評価で五本の指に入るんじゃないかっていう、
音楽業界では商売的に安く使われる「アーティスト」って言葉が本物の意味で使われる人の、
もっとも個性的な作品がこれです。
歌物は普段好きじゃないけど、これ聴いた時は感動して涙出た。
残念なことに、日本よりもアジア各国やヨーロッパ圏が、この人を高く評価してること。
アルバムとしての完成度は
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Remember meの方が高いと思う。曲数多いし、それでいて捨て曲が皆無ですから。
んじゃーなぜ今更Trip Tripのレビューでそんな事を書くんだと聞かれればなんのことはない、このTrip Tripにただ1つだけ聴いて欲しい曲があるからなのです。
曲名は「天使」です。その名にふさわしい、壮大で美しくも儚く、物悲しくも力強い、そんな曲です。
歌詞は一見するとひどく抽象的で曖昧な感じがしますが、何回か聴いているうちに
歌に散りばめられたそれぞれのパーツがやがて1つの【何か】を示していることに気付くと思います。
私はソレに気付いたとき、この曲が改めて好きになりました。
シングルも発売されてますが、もうどこにもないと思うので、聴きたい人はこの
アルバムを借りるなり買うなりするしかないですね。
何かと「ありがとう…」で持ち上げられるKOKIAですが、他にもいい曲はいっぱいあります。
少しでも興味を持った方は是非聴くことをお勧めします。
歌に関してこんなに多彩な人なんて、そうそういませんよ
最高!
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変拍子を取り入れ、神秘的なメロディーが響く「調和」から始まり、
フォークの「次会うときは」、アメリカンポップス的な「Say Hi!」、
パワーバラードの「天使」、KOKIA独特のエスニシティーが溢れる「花」、
そしてアルバムのクライマックスとも言える「tomoni」と、名曲揃いの
アルバム。最近では大人しめになっているKOKIAだが、まだこのころは
強烈なメロディーがギラギラしている。
個人的には、このアルバムはKOKIAの最高傑作だと思っている。菅野
よう子さんのサウンドが好きな人なんかにもお勧め。