ゴルフ パットシングルになる! 池田書店のゴルフシリーズ
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ハンディ9以内のシングルゴルファーは、
全体の3パーセント程度だそうです。
シングル入りなんて、遥かなる夢物語さ。
あなたは、早いうちからそう諦めていませんか。
あるアマチュアゴルファーとラウンドしたときのこと。
その人は大体90前後で回るレベルですが、
「パーは72だけど、パットのパーは36ですよね。
私はパットをパープレーで、
もしくはパープレー以下で回れたときは、
簡単に90が切れていることを発見しましたよ」と、目を輝かせていうのです。
さすが目のつけ所が違うな、と感心しました。
シングルゴルファーにとっても、
72のパープレーで回るのは大変なこと。
しかし、パットのパープレー36は、
ちょっと頑張れば達成できそうな気がしませんか?
現に何度かクリアしている人も多いことと思います。
しかし、ドライバーやアイアンの出来には一喜一憂しても、
パットのパープレーを目標にしてプレーした経験のある人は、
どれだけいるでしょうか。
そこで、「パットシングル」を目指すことを、あなたに提案したいと思います。
18ホールの合計で、毎回36パット以内でラウンドする力がついたら、
立派なパットのシングルゴルファー。
そのときから、アプローチやアイアン、ドライバーなどの
ショットに対する考え方もが180度変わり、
大きくレベルアップしているはずです。つまり、
まずパットシングルを目標にすることが、シングル入りの早道なのです。
シングルレベルの上級アマチュアゴルファーも、
パットがスコアメイクにもっとも影響することを、
体験上理解しています。
パターは14本のうちで一番使用頻度の高いクラブですし、
グリーン上のありとあらゆる状況への対応力が求められます。
また、パターほど様々な距離を打ち分けなくてはならないクラブは他にありません
。だから、プロや上級者たちは、パットの練習にもっとも多く時間をかけています。
ところが、スコアがなかなか伸びないというゴルファーたちは、
カップからもっとも遠く離れた場所で使うクラブばかり練習します。
これがスコアアップを遅らせている一番の要因です。
シングル入りを目指すなら、
カップに一番近い場所で使うパターをもっともっと練習する。これが大事です。
パットの練習は地味ですし、すぐに飽きてしまうかもしれません。
それに、パットに関するレッスン書もほとんどなく、
情報を収集しにくい面もあるでしょう。
本書では、パット上達に欠かせない知識、
長続きするパット練習法、グリーン攻略のポイントなどを解説しました。
「パットシングルになろう! 」と決意を固めたゴルファーの皆さんにとって、
最良のガイドブックになることを願ってやみません。