サブカルチャー本の入門書
★★★☆☆
最近、廃墟やいわゆるB級スポットを扱った本が結構売れている。これはただ単に普通のグルメスポットや観光名所を扱った旅行雑誌などが飽きられてきているからであろう。
この「日本珍スポット100景」という本もその一冊である。
この本を見てみると、やはり「○るぶ」とか「○っぷる」とかいった普通の旅行誌では扱われないスポットばかりが取り上げられている。
しかし、愚生の様な強烈なスポットを扱った本を多く所有している人間(人間的にはヘソ曲がりかもしれない…笑)からすると、少々の物足りなさを感じたのも事実ではある。だからこの本はそういったサブカルチャー本を初めて手にする人への入門書と言って良いのかもしれない。
あと白黒ページばかりでカラーページが皆無であるのもマイナスポイントかもしれない。やはりこういったB級スポットはカラーで強烈な印象で見てみたい。これもサブカルチャー本グルメ達にとってはやや不満だろう。取り上げているスポットは必要にして充分だから惜しい気もする。