多読・多聴の第一歩に
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英語の習得には「読む、聞く、書く、話す」のバランスが必要とよく聞きます。
「読む」の部分に関して、大人になってからの再学習では、受験生の時のような、やたらと小難しい長文をじっくり読むのに抵抗があるかもしれません。
生活の一部にさらりと英語を取り入れる。それに合致するのが本書で紹介している多読だと思います。
本書には多読・多聴の進め方、どういう本を選べばよいか、また入門用にグレーデッドリーダーの抜粋やその音声CDなど盛りだくさんに詰め込まれています。
学習としてだけではなく英語を楽しむというスタンス。多読を始めようと思う方にはよいガイド、初めの一歩になると思います。
Good book!
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録音レベルは平易でゆっくりめ。家事をしながら、あるいは散歩しながらでも聞き流すことができる。オックスフォード出版のレベル別教材より、7冊文のフルレコーディングの朗読(スクリプトなし、1作品1時間程度)がMP3ファイル形式で入っている。そのほかサンプル的な朗読が10数作品程度収録されている。
私は主にPSPに入れて持ち運んでいるが、内容も楽しくあっという間に聞き終わってしまった。一日に2作品聞いて、約5日ほどの量だった。ちなみにPSPとの相性かもしれないが、作品の中にはPCでは聴けるがPSPには入らないのがあった。他の人はどうなのだろうか?
ここでぜひ収録作品の紹介をしたいのだが、レベル2の教材として、”The Death of Karen Silkwood”という作品があった。この話は原子力関連工場で働く実話より構成された話らしいのだが、実にシュールかつリアルで、聞き終わって気持ち悪くなった。寝る前に聞くと夜寝られなくなると思うので、胃腸の悪い人は要注意。
ほかの話は感動的な話も多く、全体として、この本は大変気に入っている。1260円としてはお得だと思う。シリーズ化を期待したい。
オーディオブックが充実
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「12時間の英語音声」というキャッチに心惹かれて買ってみた。どんな音声が入っているのかよく見ずに購入したが、オックスフォードやらペンギンやら、一流出版社のオーディオブック(これ自体が単独の商品ではないのか???)が大量に入っていてビックリ。iPodにMP3ファイルを入れて移動中に聴いているが、面白い話は繰り返し聴いているので、まだしばらくは楽しめそう。最近はiTunes Music Storeなどでも英語のオーディオブックを買えるが、費用対効果を考えればこっちのほうがお得。今後、シリーズ化するのだろうか?続編にも期待したい。