「やらない」という失敗
★★★★★
失敗には2種類ある。
やってみての失敗と、やらなかったことに対しての失敗。
本書では、後者を戒め、前者を推している。
「やらない」ということは何も生み出さず、人生単位でみると、結果的に損をしている。(生死がかかわる場合は別だが。)
アメリカの、80歳以上の高齢者を対象にした、「人生で後悔していることは?」というアンケートでは、70%の人物が「もっとチャレンジすれば良かった」と答えたという。
それだけ「やらない」ということは後悔への序章であり、すぐに改めなければいけないマインドである。本書ではそういった「尻込みマインド」を改善するための考え方が掲載されており、とても有意義な内容であると言える。
サボりがちな人間は是非読むといいだろう。
積極的な考え方大好きです。
★★★★★
仕事を断るなとか、環境は変わるのは当たり前等、仕事に押しつぶされそうになったときに、
やっつけて、自分を伸ばすチャンスだと言われたような気がして、勇気が出ました。
一度読んだら古本屋に売ることが多かったのですが、この本は保存しようと思いました。
本音の人生設計
★★★★★
一流予備校の超人気講師が本音で人生を語っているところが面白い。特にお金に関する哲学は、著者の個人的な事情に裏打ちされていて、身につまされた。『できる人の勉強法』も分かりやすく、タメになったが、そのできる人は、こんな風にして、弱い自分を変え、状況に対処してきたのかと感心させられた。状況は常に変わる。いいことも長くは続かないが、悪いことだって、いつまでもそのままではない。決して。だからこそ弱い自分のキャラを払拭して、常に変わり続けろと言う著者に共感した。
生き方に「迷い」がなくなる
★★★★★
人の気持ちやその先にあることをを考えすぎて動けない、
イヤなことがあったら落ち込む、断れない自分に腹が立つ、
がんばりすぎて疲れてしまう、完璧さを求めてしまう……。
普段から考えているこんな悩みに、答えを見いだしてくれた本。
大学受験予備校の講師でもある著者だが、
実際にその講義を受けたとき、人の心に響く熱さ、前向きさ、
遊び心を持ちながらモチベーションをあげていく姿勢など、
見ているだけでもすごく気持ちのいい人、という印象だった。
以来、その人柄に魅了され続けているが、
この本を読んで、なぜ魅かれるキャラなのか分かった気がした。
安河内氏には「迷い」がない。それを自身の経験からわかりやすく、
どうすれば「迷い」がなくなるかを教えてくれている。
お金を大事にしたくなる
★★★★★
お金は結局自分の経験のために使う。
それも、自分のより良い経験と未来のために使う。
という当たり前のことに気づかせてくれる本です。
作者の本は初めてでしたが、
とても親しみやすく、未熟な私には大きなエールでした。
受験とか、就職とか、結婚など、人生の節目となる分野で戦っている人は
信用しちゃうのですが、間違いないと感じました。
さすが受験界で多くの出会いと修羅場を見ている作者の言葉なので、
「リアル」を感じます。
読んで損ない本です。