ただしかし、ともすると「精神論」と「自慢話」に陥りが
ちな傾向が強いように思います。もちろん、著者は技術論だけ
ではよいコンサルタントになれない、結局は熱意や、顧客を想う
気持ちが大事なんだと言うことで、主張自体が「人間性重視」
なので、精神論的になってゆくのはいたしかたないのかもしれ
ません。
いろいろなテーマが、すべて最後は同じような精神論に行き
着き、船井総研ではそのことがいかにうまく機能しているか
というところに帰着してしまいます。
小山さんの著書は、テーマにバリエーションがあっても、
いつも同じ終わり方に帰着する「水戸黄門」のような
「安心感」と「ワンパターン」が混じりあった独自の世界が
あります。
私自身は、そろそろもういいかなという感じを持っています。
また、自分の限界を超えるために、入社3年~5年は一心不乱に仕事に打ち込むことで仕事用の筋肉が付くとしている。私は入社当事、一心不乱に仕事に打ち込んでいなかったので、反省できたのが最大の収穫だった。
当たり前な内容ばかりで恐縮ですが・・・参考になった点をあげると、
1.守・破・離
2.答えは客思考・客志向・客嗜好で出す
3.仕事に対するスタンス つまり、スキルではなく性格
4.人間性が最も大切
5.認める⇒ゲーム性⇒仕事に夢を持たせる
の5点です。
★企業を動かすトップも従業員もお客様も人である以上、「人で決まる」ということを理解できます。
惰眠から目覚めたい方、自分が持っている能力を開きたい方、経営コンサルティングになりたい方、一流になりたい新入社員、つまり成長したい方に最適な内容であると思います。
ご参考になれば幸いです。