肩の力が抜けてきます
★★★★★
ジャングルでの薬用植物調査会社社長だったり、
本場タイでのムエタイ選手(しかも女性!)だったり、
ラオスのカフェ経営者だったり…。
アジア各地で大きな組織に属さず、
自ら事業を切り開いてきた人たちと、
辺境作家高野秀行氏の対談集。
というと、常人にはとても追いつけない
高い高い雲の上の方々人生訓、かと思いきや、
蓋を開けてみると元はけっこう普通の人たちなのです。
司会進行の高野氏も力が抜けていて、
「二番手の理想をてきとうに追う」
「おいしければ注文とちがっていても何でもいい」
等など、ちょっと普通のビジネス本では
見られないような名言をそこここに記されています。
生活や将来が不安でたまらなくなったとき、
開いてほしい一冊です。