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がんとこころのケア (NHKブックス)

価格: ¥1,019
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: NHK出版
Amazon.co.jpで確認
専門的な内容なのにあたたかさを感じる ★★★★★
患者さんにも、その家族にも推薦したい本です。
がんは体へダメージを与えます。同様に心へダメージを与えます。
癌細胞をとりのぞくという治療のほかに心の傷を取り除く作業が必要です。
医療従事者だけでなく、患者や患者の家族・友人も、その作業に参加が必要になってきます。家族がいることで、生存率が高くなるという統計を紹介していました。この数字を見て、がんは本人だけの病気でなく、家族の病気なんだと思いました。
サイコオンコロジーという学問がおこっています。その蓄積された知識をわかりやすく一般読者に伝える本です。知識に加え、著者の実体験をはさむことにより、実感しやすかったです。最終的に亡くなっても、家族の接し方や医師の言葉から、愛と優しさや、人間の尊厳を感じることができました。著者の優しさがそうさせているのでしょう。

モルヒネが効かない患者さんも、心をケアすることで、効いてくる件がありました。このように、心のケアが、医療を補助するうえで、これほど役にたっているのです。改めて、心のケアの大切さを知ることができました。
緩和ケアチームの結成に向けて ★★★★★
当病棟は外科病棟でがんの患者さんが本当に多いです
疼痛や精神的苦痛などたくさんの症状をきたす患者さんに
どのように対応すべきか悩み
たくさんの本を読みました
そんな中で出会ったのが明智先生の「がんとこころのケア」でした
精神医学的分析と心理的問題と
社会的なことまで踏まえられていて感動しました
医師が書いた書籍でこんなに幅広く
そして人間的に患者さんを取られられているのは初めてでした
この本を元にチーム内で学習会を実施したほどです
とても幅広い考え方、分析の仕方
そして人間臭さを分かりやすく解説しています

人間の死亡率100%
サイコオンコロジー  精神腫瘍学 ★★★★☆
癌の患者さん その家族の方の心のケアを専門にしている精神科医の存在をしりました 闘病生活の中で「誰にもわかってもらえない」と苦しんでおられる方に是非お読みになる事をお勧めします 
癌×心に関する情報のデパートのような本です ★★★★★
友人に紹介されて読みました。
癌の治療に関しては色々な書物が出ていますが、癌そのものだけでなく「こころ」に対する治療の意義と重要性、患者だけでなく廻りの家族も含めた「こころ」のケアの有効性、そしてそのHOW TOについてこの本は語っています。

数多くの臨床例と統計データの引用もさることながら、知識人や文学の世界に見られる癌と「こころ」に関する考察は、非常に印象的でもあり息を呑み込むくだりも多いのですが、「生」と「死」について再考させられただけでなく各々の引用に基づき更に個別の文献や書物を探すといったディレクトリー的な使い方もでき、癌にかかった方だけでなく寧ろその廻りの方々が最初に読むのによいのではと思います。
私も縁者を今年癌で亡くしています。
謙遜心からか新しい研究分野からか「自分は未だ経験が少ないが」という表現が鼻に付く感もありますが、中身を読み進むとこの本の著者は恐らく信頼できる医師で、このような医師の方々にケアされたいものだと正直感じました。
患者!と医師の出会いも縁だと思います。

この本を読みながら、まるで担当医師に色々と相談にのって貰っている様な気になりました。

がんに罹った方やそのご家族はもちろんそれ以外の方にも必読の書! ★★★★★
è'-è€...は精神ç§'医です。精神ç§'医がなぜがã‚"の本ã‚'?とお思いのæ-¹ã€ãã†ã§ãªã„æ-¹ã«ã‚‚、å¿...読の書です。私たち人é-"にとって、ã"ã"ろの問題がいかに重要な問題であるかが丁寧に説明されています。ã"の本は、がã‚"に罹った患è€...さã‚"やその家æ-ã®æ-¹ã€...のã"ã"ろの問題(不安・不満・è'›è-¤ãƒ»å-ã'容れ等)やそれに対する医療é-¢ä¿‚è€...のかかわりæ-¹ãªã©ã€ãŒã‚"とã"ã"ろの問題にé-¢ã™ã‚‹ç¾ä»£åŒ»å­¦ã®æœ€å...ˆç«¯ã‚'、æˆ'ã€...ç' äººã«ã‚‚分かりæ˜"く書かれています。そã-て、è'-è€...が一貫ã-て、患è€...「さã‚"」という単語ã‚'使ç"¨ã-ているã"とからも窺われるように、患è€...さã‚"やそのã"家æ-ã®æ-¹ã€...(以下「患è€...さã‚"たち」と言います)に敬意ã‚'表ã-、患è€...さã‚"たちと同じ目線で患è€...さã‚"たちに接ã-、患è€...さã‚"たちとのãƒ'ートナーシッãƒ-、相äº'理解ã‚'何よりも大事ã!«è€ƒãˆã€ãªãŠã‹ã¤åŒ»è€...という専é-€å®¶ã¨ã-ての見地ã‚'総動å"¡ã-ながら患è€...さã‚"たちに接するという、いわば臨床の基本というものã‚'感じさせてくれます。