自信を持ってお薦めできます
★★★★★
大変奥が深く、色々と学ぶこと・考えさせられる事・そして感動する事。とても多くの要素をもつ最高の小説です。
私など、この作品を気に入るあまり、YouTubeでの名を「MrDisward」にしてしまいました。
まあただ一つ注意点としては、ハッピーエンドではない話があり、そういうのが苦手な方は少々ご注意を。という程度ですかね。
でも私は別にそれでも良いと思いますよ。ハッピーに終われなかったからこそ色々感じる事がありますから。
ちなみに、今度アニメ化するそうです。いやはや実にめでたいですねぇ
手堅い
★★★★☆
一読して、手堅い、という印象です。
第1話「時刻表」はキレの良い、いかにも短編らしい短編です。
第3話「航海日誌」は短編ミステリとして秀逸です。
「発端の怪奇性、中段のサスペンス、解決の意外性」の三つをミステリの要素としてあげたのは、かの江戸川乱歩です。
この短編は、三要素をきっちりとつめこんでいます。
手堅く楽しめるシリーズですが、昨今のラブコメや萌え全盛のライトノベル界にあっては、なかなか商売になりにくいのでは、と想像します。
マイペーズでも良いので、長く続いてほしいです。
良い所は相変わらず。すがすがしいラストの話もあって良し
★★★★★
今回も禁じられた知識が記された本──幻書を巡る短編が複数収められた形式で、ダリアンの罵詈雑言も相変わらずです。けどあの可愛らしい外見に似合わぬ罵詈雑言というミスマッチが微笑ましいわけで、良い意味での相変わらずですから。
ちなみに今回は掲載されている中に過去に遡って歴史を変えようとする話が2話ありまして、いずれも形は違っていますが多くの人や動物を助けたいという意志によるもので、個人的な欲望によるものならある程度の壁にぶつかった途端呆気なく挫折してしまうものですが、こちらに登場するのは自分の命を投げ打ってでも果たそうする、言ってみればライトノベルの王道に沿っています。
いささかブラックな結末になる話も結構あるシリーズだけに、今回は読んですがすがしい気分になれました。
コミカライズです(o^-')b
★★★☆☆
内容は、いつも通りダリアンとヒューイの二人が、幻書回収に赴くというものです。
ダリアンがヒューイ、登場人物を罵倒するいつもの場面もあり、思わずにやけます!
特に紅の読姫ラジエルとの会話!?はおもしろい(≧〜≦))
しかし巻を重ねるごとに絵が慣れてきたのか、コミカルになってます。かわいいのですが、私は最初の絵が好みです。
出番再び
★★★★☆
カミラやジェシカが登場する短編が1本ずつ、猫とダリアンのお話、そして紅の読姫&教授にヒューイとダリアンが遭遇するお話と、断章が3本という構成になっている。これまでに登場した人物たちが再登場する話の割合が多いことと、時間軸に関するストーリーが多いことが特徴だと思う。つまり、未来の出来事や過去の歴史が現在と関わってくるようなストーリー。
短編集なので、基本的に一話ずつ完結していくわけだが、ダリアン以外の読姫が本編に登場したことによって、全体としての物語も少しずつ前に進んでいる気がする。