91年のデビューから16年、そして、120万枚のセールスを記録した傑作「Junior Sweet」(夫である浅野忠信氏と手をつないだジャケット写真もステキでした!)のリリースから10年目を迎えたCharaから、コンプリート・ベスト・アルバム「Sugar Hunter~THE BEST LOVE SONGS OF CHARA~」が到着。「愛の自爆装置」('92年)、「恋をした」('93年)、「あたしなんで抱きしめたいんだろう」('94年)といった初期の名曲、"YEN TOWN BAND"名義でリリースした「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」(約90万枚のセールスを記録)などの代表曲を網羅した本作には、徹底して"愛する気持ち"を追及、ラブソングの新しいスタイルを生み出してきた彼女の軌跡がたっぷりと込められている。ジェームス・イハ(ex.スマッシング・パンプキンズ)をプロデューサーに招いたロック・チューン「スカート」('01年)に象徴される鋭敏なサウンドセンス、そして、カラフルな深みを持つボーカリゼーションも、もちろん素晴らしい。(森朋之)