イタリアのブルデスバンドのEP。
もちろんAT THE GATESをカバーした数少ないバンドゆえ気になって聴いてみたのだが
カヴァー曲だけでなく他のオリジナル曲も恐ろしい破壊力で度肝を抜かれた。
かつ、オリジナル曲とカヴァー曲との間に何の違和感もないほど、自分達のエッセンスを注入することに成功している。

オリジナル曲もかなり好きになってしまったが
このバンドには是非北欧の有名バンドのカヴァー曲集を作ってほしいと感じた。

イタリアのテクニカル・デスメタル・バンド、Fleshgod ApocalypseのEP。

Hour Of PenanceのFRANCESCO PAOLIが在籍しているバンドで、ギター・プレイなどにクラシックの要素が入ったブルデスです。

キツ過ぎないガテラル・ヴォイス、ブラスト多用の破壊力のあるドラム(2「Abyssal」はブラストを控えていてドラムの音は大人しめですがバスドラ高速連打しています)は1stアルバム同様で、今回は1、3曲目にクリーン・ヴォイスによるハイトーン・ヴォイスが少し入っています。

メロディアスなギター・ソロ(ブルータル・サウンドとの対比が良い)なども聴こえますが、鳴らしているのはブルータルでアグレッシヴな音。

1stアルバムが好きな方は安心して聴ける作品だと思います。

At The Gatesのカヴァーの4「Blinded By Fear」はブラストを多用しているので破壊力がアップしています。

タイトルの5「Mafia」はピアノによる静かなインスト。

1曲目はブラストビートの爆走ナンバー。ドラムが凄い！ブラストビートとベースドラムの速さが尋常じゃない。ギターもへヴィーでテクニカル。ソロもカッコ良い。ハイトーンヴォーカルも出てきて良いアクセントになってる。２曲目はドッシリ進むナンバー。この曲もツーバス踏みまくりでホント凄まじいです。最後はクラシカルな感じに終わります。３曲目はまた凄いブラストナンバーでブッ飛ばしていきます。４曲目はアット・ザ・ゲイツのカヴァーでFleshgod Apocalypse風にうまく仕上げてきてます。５曲目はピアノでシットリ終わります。次のフルアルバムも楽しみです。