会社の目的は利益じゃない ―――誰もやらない「いちばん大切なことを大切にする経営」とは
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なぜネッツトヨタ南国がずば抜けた業績を上げ続けているのか!?
日本一非常識なカーディーラー
「あなたにとっていちばん大切なものはなんですか?」
そう尋ねられたとき、みなさんはどう答えるでしょうか。
「やっぱり家族ですね」
「健康がいちばんです」
「自分自身でしょうか」
いろいろな答えがあるはずです。
しかし、続けてこう質問されたら・・・・?
●自分のいちばん大切なものを、どのように大切にしていますか?
●大切なものを大切にするために、昨日はどんな行動をとりましたか?
―――(第一章「理念」の考え方)
ここに書かせていただいたことは、私にとってどれも当たり前のことで、
真新しいことなど何一つないような気がしています。
私はただ、質追求というブレない考え方、価値観をもち続けてきただけなのです。
経営の世界では、20年、30年はあっという間に経過してしまいます。
ですから地道にこつこつと、「人の幸せ」を本気で考え、実践し続けることこそ、経営の王道なのだろうと思います。
そのような信念で、30年余り、世の中と逆行した経営をしてきましたが、
日本経営品質賞の受賞や、全国のトヨタ販売会社の中で顧客満足度ナンバーワンの評価を
長くいただいていることを考えると、私の考え方、価値観は間違っていなかったと思えてくるのです。
本書が少しでも読者の皆さんのご参考になればと思います。
―――(はじめに)
■目次
●第1章 「理念」の考え方
・「いちばん大切なこと」を大切にする
・自分の可能性を最大限に発揮できる人こそ勝利者
・経済につながる道徳を追求する
・結果ではなく、プロセスこそ評価に値する
・当たり前のことを、人並み外れた熱心で続ける
・重要なのは問題の真の原因を解決すること
・自分たちで問題を発見し、自分たちで解決する
・目標より、目的が大事
・なぜ量にとらわれるのか?
・目先の結果を追うと、理念はお留守になる
・人を動かすことができない経営理念はにせもの
・社員みんなが自ら考え、発言する
・「魅力ある店」は景気に左右されない
・社員から愛される会社をめざす
●第2章 「人を育てる」ことの考え方
・教育は大切。しかし採用はもっと大切
・三〇時間の面接でお互いを知る
・待遇が悪いから、いい社員を採用できる
ほか
●第3章 「サービス」の考え方
・サービスを高めれば関係が深まる
・お客様は最良のパートナー
・トラブルこそ、スタッフが成長するためのチャンス
ほか
■著者 横田英毅