毎朝1分読むだけ。課長の教科書。部下を活かし上司を助ける。課長としてのプロ意識を習慣化する本。 10分で読めるシリーズ
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本書は、プロの課長意識を維持するための本です。より良い課長を目指す本は、世の中に数多くありますが、そのノウハウを維持しようという本は、ほとんどありません。本書は、そこに注目いたしました。毎朝「課長の心得リスト」に目を通してください。これは1分で読み終われます。これによってプロ課長意識を習慣化していこうという狙いです。毎朝、読んですり込んでいくことにより無意識に課長として相応しい行動が取れるようになります。ベストな課長になり、いつかは部長になりたい方におすすめです。
まえがき
課長という仕事は特殊だ。
多くの場合、課長の部下は一般社員だ。係長や主任がいる場合は、組織の作りが少し変わるのだが、それにしても一般社員の部下がいない課長はすくないだろう。
一般社員には、いろいろな人がいる。仕事がバリバリできる。将来の幹部候補や、学生気分の抜けない人。課長には、いろいろな部下がいるのだ。
これが部長になると違う。部長の部下は基本的に、課長だ。課長は優秀だからなれる。将来の部長候補とまではいかないが、それに近い期待をされている。だから、部長はラクだ。遅刻をするような人もいないし、口の利き方をしらない人もいない。これは部長を統括する本部長や役員、社長にしても同じで、基本的に一般社員が部下になることはない。
ここからわかるように一般社員を管理するというのが課長の仕事の特徴だ。
そしてこれが課長の難しいところでもある。
本書は、現在課長の人、あるいはこれから課長になる人、課長を目指す人に向けて執筆されている。
部下に対しては良い上司、上司に対しては良い部下、両方を目指すのが課長である。
本書の特徴を説明する。
良い課長を目指す本は世の中にたくさんある。そういった本を読んだ瞬間は、モチベーションが上がり、課長のコツも覚えているので、よい課長でいられるだろう。しかし人間はすぐに忘れてしまうものだ。
本書は、そこに注目した。良い課長でいるためのノウハウを毎朝確認して、常にリマインドしていく仕組みを作った。
本書は「課長の心得リスト」から始まる。このリストは1分で読めるようになっているので、毎朝、目を通していただきたい。
そして、このリストの内容を本文では詳しく説明した。
ようするに本文で深く理解した心得を、毎朝読むリストでリマンドし、無意識化に正しい考え方を摺りこんでいこうというものだ。
本書で記載されている課長の心得をわざわざ行動に移さなくていい。
ただ、毎朝、「課長の心得リスト」を読めばいい。
毎朝読めば意識が変わる。意識が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。
是非、社内最高の課長になってほしい。
「課長の心得リスト」
部下の生殺与奪の権利を握っている。
部下の親は、子どもたちの健康と幸せを祈っている。
部下は上司を常に見ている。
部下の長所を見つける。
部下の話を必死に聞く。
部下と同じ趣味を持つ。
部下の夢を知る。
部下を安易に飲みに誘わない。
部下をランチに誘う。
部下が失敗したら自分の責任。
部下に致命的な失敗をさせない。
部下に多少の失敗はさせる。
部下に仕事を渡す。
自分の業務は1日2時間程度に抑える。
上司の思いを実行する。
上司の雑用をすべてもらう。
他部署で余っている人はもらう。
営業時間中のタイムマネジメントは不可能と考える。