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モン・スール (ガムコミックスプラス)

価格: ¥609
カテゴリ: コミック
ブランド: ワニブックス
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あまりに痛くて、そして切ない。 ★★★★★
しっかり者ゆえに孤独感を抱え、大学生の兄の親友と関係をもった小学生の女の子。
それを知ってしまった兄と、本気故に苦悩する親友。
小学生×大学生という過激さを売りした作品かと最初は思いましたが、
3人の、特に女の子の心情の描写はあまりに痛々しく切ない・・・。
どうかどうか幸せになってほしいと願わずにいられない作品。
物語の構成はよく出来ていて引き込まれます。
あえて言うなら大学生の親友が小学生の女の子を好きになる過程の描写がほしかった。
痛さを覚悟で読んでほしい作品です。
鋭いといえば、鋭い作品 ★★★★☆
家族崩壊、少女との恋愛、その行き着く先をご都合主義を交えずに書ききった筆力、構成力はかなり高いレベルだと思う。

家族から放逐された父親。親友・妹に裏切られた主人公。孤独からの助けを求める妹。少女愛に走った親友。
それぞれの人物の視点からお互いの欠点を指摘したり、自らの事を棚に上げていたり、エゴがかなりストレートに暴かれていて、沈鬱な展開が続く。終わりも大団円とは程遠く、ラストで和解なり救いがあるわけでもない。結局、全員が視野狭窄な状態でオーラスを迎えてしまう。
以上なため読む人間を選ぶコミックだとは思う、しかしそれも写実的あったればこそで、家族制の無視や、少女愛の行き着く先に希望など、まずありえない、といった示唆があるように思えた。

ただ、そうはいっても、やっぱり不満も吹き出る。
あくまでフィクションであるわけだし、ラストぐらいは少しでも救いがあってほしかった。
親友・妹組みは無責任でムジャキな加害者であったわけだし放置でもかまわないと思う。しかし、父親・主人公組みは被害者(主人公は確かに加害責任あるが、基本的に被害者だと思う。妹たちと違って責任も果たしてたしね)には救いがあってもいいように思った。特にほぼ100%の被害者の父親の扱いは、ちょっと酷過ぎる。
加害者二人が好き勝手な事して、被害者二人が一方的に責を追わされただけ、という構図ばかりが気になってしまった。
単純明快な話 ★☆☆☆☆
 大学生の男が友人の妹(小学生)とヤって失踪する話
甘さはなく、優しさもなく、そして救いもない ★★★★★
心が痛くなる漫画。
「父親は失踪し、小学生の妹が親友と関係を持ったのを知った主人公の兄。
 だけど真相は……」
さくっと紹介すれば、この程度。
ただ、これが重く、痛い。とてもとても。
この物語には甘さはなく、優しさもなく、そして救いもない。
家族愛も、親友の裏切りも、少女の恋も描写しきってみせた傑作。
続きが読みたいけど、でもやっぱり読みたくない、と思わせる漫画ではないかと。
モン・スール レビュー ★★★★☆
小さくても女性はみな「女」なのだ、と強く思わせる作品。

小学4年生の妹「美波」と、大学生の兄「柾樹」を中心に、家族という存在の大切さと
人を「好きになる」という行為について、禁忌を絡めた、独創的な視点で描かれている。

版画を思わせるようなその絵柄に、一般的な漫画と違う印象を持つ人もいるかもしれないが

簡単に言葉で言い表せないような、深いテーマを持つこの作品には、とても良く合っていると思う。
この作品を読んで、人を好きなるという行為と、愛情というものについて
また、好きな相手を「知ろうとする努力」そして「本当の優しさ」についても考えずにはいられなくなりました。

女性は年齢がいくつであっても、男性には理解し難いものであり、同時に愛おしいものであると感じました
人の内面を鋭く描いた、とても素晴らしい作品で、強くおすすめしたいと思います。