真の企業家魂と不屈の精神が
ここにある。
丁稚奉公から身を立て、関東大震災で妻子と工場を失い、
新天地・大阪で再起。
福祉事業にも心を砕いた
波乱和楽の生涯。


手のひらの宇宙ＢＯＯＫｓ第16号

本書は、不屈の精神で運命を切り開いた
早川徳次さんの姿を余すこと無く語っている。
不条理や天変地異が続き、人々が不安を抱く今の時代、
読む人に爽やかな風と暖かな光と味わいを与えてくれます。
　 　　　　　　　　　　　　法樂寺住職　小松庸祐
（「復刻を祝して」より）

「合本・復刻」の発行にあたり
『シャープを創った男　早川徳次伝』は2004年４月に日経ＢＰ社から出版され、
韓国語訳（06年）、中国語訳（08年）も出版されました。
この度の復刻にあたり、
1993年に発行された『わらく百秒百話』（早川徳次語録）のうち
５０話を選んで合本することにしました。
（写真も多く載せ、ページ数は408ｐになりました）

錺職人の丁稚奉公から身を立て、関東大震災で妻子と工場を失いながらも
不屈の精神で運命を切り開いたその生き様は、
予期せぬ不運や災害などで今も苦しむ人々の励みとなることでしょう。
そういう意味でも本書は、企業家（起業家）はもとより、
多くの一般の人や次代を担う若い人たちにぜひ読んでほしいと願っています。
平野隆彰