ラスト・アルバムと噂された『System Has Failed』から2年..Megadeth待望のニューアルバム。 新作のレコーディングは、デイヴィッド・ギルモア(PINK FLOYD)所有のスタジオで、ジョン・ボーナム(LED ZEPPELIN)のドラム・キットを借りて行われた。
MEGADETH 完全復活!!!
★★★★★
2007年、MEGADETHのアルバムです。
メンバーは、
Dave Mustaine (Vo, G), Glen Drover (G), James Lomenzo (B), Shawn Drover (Dr) です。
Dave Mustaineには、ホント数多くの困難が訪れるのですが、
そんな苦境から脱して、更に大胆不敵に攻撃性を増したのが「United Abominaitons」です。
楽曲面では、tr. 1〜4への流れは、まさに完璧!
。。。MEGADETH 完全復活ののろしが上がってます!
tr. 8 「A Tout Le Monde」は、セルフカバーです。(オリジナルは「Youthanasia」収録)
LACUNA COILのCristina Scabbiaとのデュエットになっていますが、
テンポが一段速く、荘厳・重厚かつパワフルな「A Tout Le Monde」に生まれ変わってます。
その他の楽曲についても、鉄壁のリフ!リフ!リフ!で、圧巻です。
tr. 11のギターソロなんて、「発作!?」みたいに、鋭利に弾き倒します!
演奏については、Daveは、次々とリフを繰り出します。
Glen Dover (G) & Shawn Drover (Dr)は、特別な個性は感じませんが、テクニック、パワー、ヘヴィさについては、全く申し分が無く、
むしろ、MEGADETHの音楽、Daveのギターソロとの相性の良さを、強く感じさせます。
そして、James Lomenzo (B)!!!
ぶっといベースライン & ヘヴィなグルーブを、剛腕で生み出していきます。
さすが、Zakk Wyldeと、やってきただけのことはあります! (Dave Ellefsonとは、タイプが違います)
久々の「MEGADETHの歴史に残る名盤」です。
「MEGADETHファン」はもちろんのこと、「Heavy Metalファン」にも、オススメの1枚です。(Power Push !!!)
(参考)
日本盤には、ボーナストラック「Out on the Tiles」が収録されてます。
(LED ZEPPELINのカバー、「3」収録)
上級者向け??
★★★★☆
このアルバム、評価が分かれてしまうのは仕方ないかもしれないです
実際僕も発売直後にちょろっと視聴した時にゃあ絶望しましたよ。「一曲も良い曲がない!」とか言いながら 笑
でも何回か聞くうちにどんどんアタマに残って離れなくなりました。特に1、3、5ですね 〜
ただ、当初の「原点回帰」という宣伝はやはり間違っているかな…。むしろ新しい方向に進んでると思いますね。曲作りに関しても今までの緻密な感じと違い良い意味で行き当たりばったりでやってる感がありますし
でも欲を言えば、このアルバムでギターをプレイしているのがアルかマーティ、ドラムはデグラッソだったらもっと素晴らしい出来になったかなと
正直グレンのソロは運指の練習かい?って感じで萎えます。ショーンもず〜っと一本調子で緩急に欠けるし、フィルもとってつけたような単純なものが多いです…。手数が多けりゃ良い訳ではないですが、彼にはもうちょっとはっちゃけて欲しいですね。
主観的な意見ですが
★★★★☆
前作があまりにも衝撃的な(インテレクチュアル・スラッシュメタル)復活劇だったので、今作は期待した。期待しすぎたせいか、ぬるい。確かに、1曲目はザクザク、2,3曲目は正統派へヴィメタルだが、安定しすぎてる。4曲目以降はナレーションしてるくらいしか記憶にない。逆にいえば、完成しすぎている。できすぎていて、聞かない。まるい。刺激がない。緊迫感が足りない。1〜3曲目で走っていても、4曲目でもう〜電源切っちゃうんだ。俺にメタル聞く辛抱がなくなったのかな…。4点。3点でも5点でもない。上の中。メガデスとデイヴは大好きだよ。俺のメタル童貞をスキン・オー・マイ・ティースで奪ったからね。ああ、そうか、あの頃の危険な香りがするお兄さんから、大人なメタル・キングになったのか。メガデスと時代を共に生きて良かった。
どこをとってもMEGADETH!
★★★★★
Roadrunnerに移籍しての十一枚目。派手さはないが、聴きこむほど良さが伝わってくる。いい曲を安定した演奏で、良好な音で聴かせてくれ、全曲どこをとってもMEGADETH!な内容で満足である。
ボーナス・トラックはLED ZEPPELINのカバーでこれも良い。
メガデスはこんなもんじゃないデス。
★★★☆☆
一聴しての感想は、「キラーチューンがないなぁ」でした。
でも聴きこんで行くうち、1〜3は「プチキラー」くらいかな、と。
デイブ、あなたの才能はまだまだこんなもんじゃないはずだ。
1st〜カウントダウン時代の輝きを取り戻して欲しいものです。