この時代の動画は貴重ですね!
★★★★☆
この時代の動画というと、記録映画用に撮影されたものかニュース映画用に撮影されたものになるので、撮影者自身が鉄道に関心が高いわけではないものが多いようです。確かに、ブレとか撮影技法の面では申し分がないですが、鉄道趣味者の関心とは微妙にずれているような気がします。
その点、当作品の撮影者である萩原政男氏は工業デザイナーとして実績を残しながら鉄道趣味者でもあったわけで、氏が個人的に撮影したフィルムからは、そのデザイナーとしての感性が反映されているように思えます。
名鉄パノラマカーや国鉄EH10のデザインを手がけ、昭和31年から4年間にわたって国鉄諮問委員を務めていた人が、どのような視線で鉄道車両を眺めていたかを物語る第一級の資料で興味深いですね。
確かに、貴重な萩原政男氏撮影の動画とビデオ撮影された現状の様子にギャップがあるのは否めませんが、故人となられた氏に現代の撮影の指南を仰ぐわけにはいきませんし、これはやむを得ないというべきなのでしょうね。
鉄道動画ファンの記憶
★★★★☆
このDVDを見終わって、今まで見た事の有る鉄道映像のソフトとは少し違った印象を
持ちました。うまく表現できないのですが、元々発売や公開を目的として撮影されて
いない趣味の映像集と思われますので、大変貴重な映像なのはもちろんですが、撮影者の
方がこの時何を思って撮影していたのか、同じく鉄道の動画を撮影していた事があるので
妙に想像してしまって楽しかったです。
また、個人的には名鉄電車関係の映像が多めだったのが嬉しかったですね。(特に貴重な
850系なまずの映像が3分近く入ってたのが良かった)
あと別の方が手ブレが気になると書かれていますが、8ミリのフィルムカメラで撮影された
映像としては普通では?特に見難いとは思いませんでした。
続編は買いません
★★☆☆☆
確かに貴重な映像ではあるが、手ぶれが多いため、見ていて疲れる。
同じシーンが2回出てくるうえに、最近のハイビジョン撮影で
内容が薄まっているため、8ミリ撮影時間は正味40分くらいしかない。
最近のハイビジョン撮影を混ぜるなら、この価格でブルーレイで出すべき。
続編を出すようだが、貴重なライブラリーを何枚にも分けて小出しに
することなく、充実した内容と良心的な価格設定を期待したい。