サウンド・デザイナーとしてKangaroo Paw、Bootles、繭、Neina等の名義で活躍。ミキサー、アレンジャー、エンジニアとしては入江陽、宇宙ネコ子、TAMTAMほか、数多くのアーティストを手がけているカンガルー・ポーこと中村公輔。京都精華大学で教鞭を執るなど、後進の指導にも力を入れており、熱心な指導とわかりやすい講義内容が好評で、ギター・マガジンでもたびたび執筆を担当。本書はそんな中村がサウンド&レコーディング・マガジンにて2011年1月号〜2012年2月号まで連載していた講座を電子化したものです。DAWの進化が著しい昨今、録った後の安易な編集に頼るのではなく、“マイクを立てて録音する”というアナログな部分にあえて注目。録り音を良質なものにするという根本に立ち返り、ギター、ドラム、管楽器、ボーカルなどの録音における、マイクの選び方から対象との距離や角度、ときには演奏者の心構えに至るまで、さまざまな角度から丁寧にレコーディング・ノウハウを紹介します。サンレコ・ファンはもちろん、すべてのサウンドメイカー/クリエイターにお届けしたい1冊です。
*この電子書籍に対応した音源は、リットーミュージックの雑誌Webページで試聴可能です。