インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

本日は晴天なり

価格: ¥2,800
カテゴリ: CD
ブランド: Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
Amazon.co.jpで確認
欲しいっ!! ★★★★★
えーと、
まだ買っていません、実は!!
これから買います!すみません。。
大好きなサニーデイサービス!!
永遠だー!
「劇画オバQ」 ★★★★★
まさかサニーデイのニューアルバムをipodに入れて聞くことになるとは思わなかった。

今十年経って、青春の終わりに、かつて自分の青春そのものだったサニーデイを、期待よりは寧ろ不安をもって聞く。そこには、あの頃の匂いがまだ残っている。やさしい歌声や、ギターのフレーズはソカバンやソロのものではなく、紛れもなくサニーデイのものだ。久しぶりに会った昔の恋人を慈しむように、何度も聞いてしまう。

楽曲はかつてと比べると、あまり丁寧に作られていない印象を受ける。曽我部氏のソロとサニーデイの最も顕著な違いはメロディーの単調さ・複雑さだと個人的には思っているが(ソロ・ソカバンの名曲である「永い夜」「吉祥寺」「愛のかけら」等も基本的にはシンプルなフレーズの繰り返しに感じる)、今回のアルバム曲たちも、かつてのサニーデイに比べると、曲の作りは些か単調なようにも思える。

しかし、それを差し引いても素晴らしいアルバムだと思う。自分の評価が、過ぎ去った日々への懐古や再結成の祝祭感から自由だとは思わないが、確かに言えるのは、このアルバムは、十年前に中断した物語の続きを見せてくれているということだ。長年、もう続きは読めないと諦めていたのに、実はこうなるはずだったんだよ・・・と、まるでちょっと席を外していただけのようにさりげなく、美しい曲たちとともに。音楽において、これ以上の甘美な体験を自分は知らない。

サニーデイの音楽が今の若者に受け入れられるのかはわからないが、初めて聞く人にとっても、十分魅力的なアルバムだとは思う。

曽我部氏自身が今回の再結成は「劇画オバQ」にならざるを得ないとインタビューで語っていた。確かに正ちゃんは大人になったし、当時のファンはもはや若者ではない。しかしそうした切なさも全て飲み込んで、これからも地上に留まって、永遠の青春時代を歌い続けて欲しいと願って止まない。
赤い唇が色褪せる前に ★★★★★
甘酸っぱい。こればっかりはどうしようもない季節。

まさかサニーデイの新譜が届くなんて。そんなに時間が経っていたなんて。

10年分、あるいはそれ以上の先入観がある以上はあまり冷静な判断も出来んけど。



ひとつ感じたのは、
ソロ〜他名義を経て、それでも敢えて、というか強いてサニーデイを再始動させた意義というか、
甲斐というか、すごくあるんじゃないのかと。本人のインタビューとか読んだわけでもないので真意は分かりませんが


ボーカルは10年分の深みが滲んで、でも相変わらず脆く虚しくて、
ギターは相変わらず遥か遠くでもごもごとリバーヴ。
紛れも無くサニーデイの新譜。一曲目なんか間違って『ブロンド・オン・ブロンド』を再生してしまったのかと紛う(ほほっ嘘です)、その辺の御愛嬌すら相変わらず・・・なんてやっぱりリアルタイマーは冷静な意見なんて出来んのですな。

さっきから相変わらず〜相変わらず〜と吹いてますが、こんなアルバム、2000年代初頭では作れんかったと思う。どないやねん。
いろいろ経て、経て、それでもなんだかんだ言って脱ぎ捨てなかった殻、脱ぎ捨てられない白い羽、その純度たるや、といったところでしょうか。脆さと虚しさを覆い隠すようなボーカルのワイルドネスもここでは必然。あの頃と寸分違わぬ音を鳴らされるほうが拍子抜けする、と思う。これがいいのだ。


他聞に漏れず、新譜が傑作、というのは兎角ミュージシャン冥利に尽きるでしょう。
なんとかして自分よりもっと若い、高校生とか、中学生とか、聴いてもらう機会があれば、と切に願います。

名曲ばかりだと思います。凄く良いアルバムだと思います。やっと冷静になってきた。
何度も聴いてます ★★★★☆
過去のサニーデイ作品に対して、勝手に特別な感情を抱いている人間の戯言なので、
何も先入観なしにこのアルバムを聴けている人は読み流してください。


とりあえず100回くらい通しで聴きましたが、

内容は良いと思った。何も悪くない。
1曲目の「恋人たち」なんかは大好きだし、ラスト3曲の流れも素晴らしい。今後もこのアルバムを何度も聴き続けると思う。

ただ、曽我部さんの書く歌詞や歌い方、どこか冷めたたたずまいやあの美声が何よりも好きだった自分としては、
正直その点に関してはガッカリしてしまった。
曽我部さんのやっている他名義バンドとの境界線が曖昧になってしまっている感じを自分は受けました。

また、昨今のこのタイミングでサニーデイを再結成させる必然性をどうしても感じられないのです。
とはいえ、今後もライブがあれば絶対に見に行くし、もし次作が出ればきっと買いますが…(もちろんレンタルとかじゃないです)
なんだ、いつものサニーデイじゃん(実は十年後の僕達) ★★★★★
サニーデイサービスの再結成アルバム……のはずなんだけど、それにしては調子が違うなあ、というか「たまたま前作からのブランクが十年あるだけ」みたいな感じがするのが不思議。余りにも自然に「サニーデイ」然としていて、驚くような、ほっとするような、感動するようなアルバム。曽我部ソロのどの作品よりも遥かに「サニーデイ」しているので、思わず「曽我部さん器用だからなあ、サニーデイっぽいアルバム作るのも簡単なんだろうなあ」という変な懐疑心も吹き飛んでしまう。

一曲目『恋人たち』のブンチャカブンチャカしたイントロからもう、凄くサニーデイ。包み込むようなメロウでポップな空気感、ジャケットの桃色を想起させる、朧げで小さな幸福感。曽我部の歌も曽我部バンドの力強いところがまるで無く、とても脆い。

続く二曲目や五曲目(かつての未発表曲『まわる花』の再録!)でちょっとそれっぽいソウルを、しかしやはりサニーデイ的なメロウさでもってやってしまったり、また三曲目『ふたつのハート』の終盤でわざわざ「God Only Knows!」と叫んじゃったりなど、サニーデイ的な「音楽マニアっぷり」も随所に、それもごく当たり前のように盛り込まれている。

音の、あと歌の質感的にはその薄皮一枚向こうのノスタルジーを感じさせるメロウさやらエロさが、どこか「『24時』『MUGEN』『LOVE ALBUM』を経て作られたアルバムなんだなあ」などと思わせられる。というかこの三枚からの流れとして非常に自然な音作りになっているのも、先述のキャリアとしての断絶を感じさせない一因かも。特にボーカルの重ね方のエロさにニヤリとする。終盤三曲の音響的なつくりなんか、「この三枚の後の作風」という感じがとても強い(『Poetic Light』のリズムトラックなんか、随分昔のあの大曲を思い出させる!)。個人的には特に『MUGEN』に似た質感を感じる。セピア色の『MUGEN』、薄桃色の『本日は晴天なり』という具合。

リンゴスターや中村一義と同系統のようにも思える(それにしても随分頼り無さげながら(笑))、モタリ気味でバタバタした晴茂くんのドラムからして、もうどうしようもなくサニーデイっぽさが溢れているように思う。いやあ、なんだか本当に「復活」とか「再結成」とかよりも、「活動再開」くらいの軽快で自然なノリが嬉しい。完成度も高く、そしてなにより「これで完成!決定盤!」という感じがしないところが良い。……次作、期待してもいいんですよね、これ?青春と哀愁のサニーデイ、「このまま素敵な日々がずっと続く」のか、果たして……。

個人的には、全体的にアダルティックな雰囲気の中にやたらと王道然としたロックナンバー『五月雨が通り過ぎて』(『サマーソルジャー』なんかに通じる堂々とした感じ!)を入れるところが「やっぱり曽我部さん上手いな」とか思ったりする(というか、「こういう曲調もまだやってくれるんだ!」と、嬉しくなる)。