光明の入口: カルマを浄化する古代チベットの9瞑想
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瞑想をはじめたい人、チベット瞑想に興味がある人のための本。古代チベットのボン教によるやさしい瞑想入門書。
「瞑想をはじめたいのですが、どこからはじめたら良いでしょうか?」。瞑想教室を運営していて、時々こんな質問をいただくことがあります。書店に行けば、ヨガやチャクラや仏教に関する書籍がたくさん出版されています。
瞑想を選ぶとき、ついつい、美しい本尊の瞑想や、強力な呼吸法を使った瞑想を選びたくなります。でも、いきなり難しい瞑想をはじめても、途中でやり方がわからなくなり、長続きしなくなるかもしれません。その点、加行の瞑想は大変おススメです。
加行の瞑想は、とても親切な瞑想です。チベットでは、いきなり瞑想をはじめたりしません。そのまえに、瞑想する目的と意味、瞑想のやり方、瞑想で得られる効果について、ラマ(師範)の口から直接教えてもらうからです。
加えて、弟子に加行の教えを説く過程で、ブッダの教えに関する基礎知識について、ラマが噛み砕いて説明してくれるのです。例えば、ラマの選び方、帰依の目的、慈悲と愛情のちがい、カルマの法則、伝統的な宇宙観、功徳を積む理由など。
どうぞあなたもこの加行に取り組んでみてください。一生の間にひととおり加行を終えることができたのならば、チベット人が持っているような深い帰依の心と、広い慈悲の気持ちが、あなたの心の中から湧いてくるはずです。(まえがきより)
・・・収益金の一部は、ボン教ティテン・ノルブッツェ僧院とボン教保存協会に寄付されます。