ゾクチェン瞑想修行記: チベット虹の身体を悟るひみつの体験
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これは私が二十年以上にわたり、ボン教僧院で瞑想修行してきた記録である。チベットでは仏教が有名だ。だが仏教は八世紀にインドから伝来した外来の宗教である。一方、ボン教はそれ以前より存在したチベット固有の宗教。不思議な縁に導かれ、私はこのボン教の修行を続けている。
いまや日本のみならず世界中で仏教ブームを迎えている。特に瞑想が人々の注目を集めている。瞑想を体験したい、心を成熟させる修行に取り組みたい。そんな声が高まるのは、私たちが深い心の問題を抱えているからにちがいない。人生は一向に楽にならない。
仏典研究から始まったチベット研究。だいたい一回りした今、ユニークなチベット文化の源泉がボン教にあることが常識になりつつある。だがボン教ゾクチェンを研究・実践する意味はそれだけに留まらない。もっと深い意義があることを知って欲しい。
ボン教ゾクチェンの特徴は、遥か古い歴史を持つこと。言説、分別、因果律を超えていること。数多くの災難、災害を乗り越えてきたこと。だから日本人にピッタリの教えだと思う。
この教えなら日本人が失いつつある心を取り戻せると、私の確信は深まるばかりだ。(まえがきより)